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【大学受験】推薦入試の対策と合格後の心得

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執筆者:門衛 教育運営チーム

大学入試は自分の行きたい大学に行ける確率がとても低くなります(高校入試と比較して) しかし、上手くその高倍率を避けて、第一志望合格を勝ち取れる道も存在します。それが推薦入試です。

今回はその推薦入試で合格を勝ち取るための法則をお伝えし、合格を勝ち取った後に気を付けておかなければならないことについてもアドバイスをしていきましょう。

<推薦入試の仕組みとその合格のためにやるべきこと>
推薦で合格するためには言うまでもなく自分の通う高校の中での成績をしっかりキープしなければなりません。

高校の定期テストとなると、英語だけで2つ、場合によっては数学も2つ、国語2つ、社会、理科、そして保健体育や家庭科、音楽など、様々な科目があり、しかも1回のテストの試験範囲が膨大になりますから、長いスパンでノートの見直し等をしておかなければなりません。

中学の時のように2週間前に部活がなくなってから勉強を始めるというのはとても悪い例ですね。早くからやる人は、普段の授業の時からすでに対策を始めています。そして成績が取れてきたらいよいよ推薦が視野に入るわけですが、推薦入試は大きく分けて2つあります。

1つ目の指定校推薦は私立大学しかないのですが、高校によっては早稲田大学や慶應義塾大学等、一般入試で合格を勝ち取ることが非常に難しい大学の指定校があるので、そういった難関私立大学が指定校に入った高校にいる人は、1年の最初からしっかり勉強をすることで実力以上の大学に入れる確率が高くなります。

そしてもう1つの公募推薦は主に国立大学などで実施しておりますが、こちらは指定校推薦と違って確実に合格できるわけではありません。

小論文や面接、そして場合によっては筆記試験を受験してから合格を勝ち取る必要があります。その場合は倍率が3~10倍程度となり、一般入試と変わりはありません。とはいっても、公募推薦は高校の推薦がなければ出願はできないので、「全国の高校の校内推薦を通過した人」の中で争うことを考えれば、それまでの定期テストなどでの努力が報われる試験といっても良いかもしれません。

<合格した後にも戦いは続いている>
さて、推薦入試で夢の第一志望の合格を勝ち取ったらそれで安泰、とはいきません。推薦合格者が最も油断してしまうのが合格した後なのです。合格してから入学までは半年近くありますが、その間も一般入試で受験する人は勉強を一生懸命頑張っています。

国立大学の試験は2月下旬にあるので、入学ギリギリまで勉強を頑張っていることになりますね。そんな人と、推薦合格してから気が抜けて遊んでばかりいる人では、大学に入学してから大きく差がついてしまいます。

大学に入ることを目的としてしまっている人は、大学に入ってからの努力ができない傾向にあります。その可能性が高いのがやはり推薦で合格した人なのです。一般入試まで受けている人は入学式の段階で「ついこの前まで勉強をしていた」わけですから、勉強の習慣はまだ途絶えてはいません。

エンジンが切れていな人は大学に入ってからもモチベーションが違ってきます。

そこで大きく差をつけられないようにするためにも、推薦入試で合格した後は、それまでと同じように勉強は継続していきましょう。特に大学に入学してからも使う英語や現代文は、ずっと勉強をしておいて損はありません。

これからの時代は英語は出来て当然ですし、大学に入ってからの英語は高校の受験生レベルをはるかに超えたものとなりますから、早い段階からそういったレベルの英語に触れておくと良いでしょう。また、大学に入ると様々な論文を読み込むことにもなるので、現代文に多く触れてそういったものに対する免疫を早めに付けておきましょう。

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