[芸術・音楽・ダンス]ダンス発表会で子どもがコンタクトをつける場合

ダンス発表会で子どもがコンタクトをつける場合

2015/03/04

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子どもの成長につれて視力が落ちていくのは仕方のないことです。

お母さんがどんなに注意をしても、気をつけていても1度落ちた視力は元には戻りません。 「目は一生交換できない大切な物だ」ということを子どもが理解するのは、もう少し先になりそうですね。

気付いた頃には視力は落ちていて、メガネやコンタクトが手放せなくなっているかもしれません。

普段コンタクトの人は周りからは気づかれにくいですが、日本は世界でも有名なメガネ大国です。 そのため多くのお母さんが子どもにメガネを与えるタイミング、コンタクトを初めてつけさせるタイミングを悩むことになるかもしれません。

ダンスを習っている子どもでも視力の落ちている子どもは多くいます。 メガネを常備しているわけではないけど、授業中だけかけているのでメガネは持っているという子どもは小学生でもたくさんいます。

また、小学校高学年や中学生になるとコンタクトを使いだす子どももいます。 いまはコンタクトも使い捨てがあるので、大切な日だけコンタクトにするという選択もできますね。 そのためダンスの発表会の当日だけコンタクトを入たい!という子どもも中にはいます。

そこで注意してほしいのが、発表会当日にコンタクトを入れるのであれば、練習からコンタクトを着用することです。

発表会の振付初日からコンタクトを入れる必要はありません。 しかしフォーメーションの練習が始まった頃や、遅くても実際に舞台で練習する時にはコンタクトを付けてみましょう。

コンタクトを入れると、当然見え方が変わります。 舞台の上からの景色も全く違うものになり、客席の明るいカーテンコールでは遠くのお客さんの顔までしっかり見えるようになるでしょう。

遠くもよく見えますし、近くもよく見えるようになります。 そうすると、普段見えていたチームメイトとの距離感も変わってきてしまうのです。 フォーメーションの移動があると、さらに危険です。

いままでと視界が変わり距離感がつかめなくなると、チームメイトとの接触で怪我をしてしまう恐れがあります。 自分の問題だけではなく、チームメイトにまで迷惑をかけてしまうかもしれないのです。

またスタジオで練習しているのと舞台上で練習するのとの大きな違いは照明が入ることです。 照明が入ることによって、視覚にも影響がある場合があります。

舞台横から照明が入ると立ち位置によっては目くらましのようになり、一瞬前が見えなくなることもあります。 コンタクトを入れていても問題はありませんが、前日まで裸眼で練習していた子がコンタクトの視界にも対応しながら舞台上の練習をするのは負担が大きくなるということを忘れないでください。

照明の他にも、舞台袖からの実際の移動、舞台上の床とシューズとの相性など、ダンスの発表会の前に確認したいことは意外と多くあります。 そのため、コンタクトは本番だけでいいや~とは考えないでくださいね。 コンタクトに慣れていないからこそ、数日前からコンタクトを着用しての練習をしましょう。

またダンスの発表会本番の1日は、お母さんにとっても子どもにとっても、とても長い1日になります。

本番の時間はお昼や夕方でも、朝10時頃から劇場に集合しなくてはいけません。 舞台上で最終練習をするためです。 朝から劇場に行くとなると、何時からコンタクトを入れることになりますか?

発表会の後に打ち上げをするスタジオも少なくありません。 打ち上げで帰りが遅くなることを考えると、コンタクトを何時間着用することになるでしょうか? 通常眼科では、初めてのコンタクトは「徐々に着用時間を伸ばすように」と指導されるはずです。

コンタクトに慣れている人が12時間コンタクトを着用しても問題ありませんが、子どもは同じように長時間着用できません。

最近のコンタクトは酸素を通しやすいから目にもいい!と言われますが、最初は3時間程から目を慣らす必要があります。 ダンスの発表会当日を逆算してトレーニングをしていった方がよさそうですね。

本番で、コンタクトがずれてしまって舞台上でコンタクトを落としてしまった!というトラブルもないとは言えません。 コンタクトがずれたら、ダンスどころではありません。 前が見えない事、目の中がゴロゴロすることばかりが気になってしまいます。

1番大切なのは、ダンスの発表会を成功させてあげることです! 発表会出演が決まったら早い段階からいろいろと気にかけてあげて、万全の状態でパフォーマンスさせてあげたいですね!

そして子ども達にとって発表会が大きな思い出になりますように。

お母さんもサポートに疲れてしまうかもしれませんが、子どもの成長を見れば疲れも吹っ飛ぶかもしれませんよ。

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