[芸術・音楽・ダンス]ダンスがなかなか上達しない小学生が家でできる練習

ダンスがなかなか上達しない小学生が家でできる練習

2015/02/17

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バレエやピアノの様に、小学生の習い事として定着してきたダンスのお稽古。 せっかくお月謝を出して習わせているので、早く上達してほしい!と思ってしまうのが親心です。

同じ時期に入ったお友達や、後から入ったお友達とついつい比べてしまいたくなってしまうかもしれませんが、他の子と比べるのはあまりいいことではありません。 ダンスが上達するのには、人それぞれ個人差があるからです。

ダンスは算数の様に点数をつけることができません。 漢字のように、覚えたらOKというわけでもありません。 「できた」というボーダーラインは特にありません。 本当に簡単なステップでも追及すれば終わりがないのがダンスです。

毎回のレッスンの積み重ねが大切なので、お母さんが焦らずに見守ってあげるのが大切ですね。 お子さんが小学生でなかなかダンスが上達しない事を心配しているお母さんは、レッスン中のお子さんにちょっと注目してみてください。

ダンスを始めたばかりの子供の多くは、体重移動が苦手です。 ステップを覚えるのにも、足先ばかり気をつけていて重心がうまくコントロールできていないのです! そのため、次の足を出すのが遅れ、ステップがなかなかできないという事になります。

私達が普段何気なくしている体重移動とは、いったいどんな動きがあるでしょう? 1番身近なのは、「歩く」ことです。 ダンスを習っているお子さんで、歩けない子供はいないでしょう。 しかし、お子さんが初めて歩き始めた時のことを思い出してください。 立つのもやっとで、1歩1歩歩き出すのに時間がかかったことでしょう。 そのうち、歩くコツを自分でつかみます。 そのコツは何歩も何歩もあるいた経験から、感覚的に覚えていくものです。

ダンスのステップも、極端に言えば同じではないでしょうか? 繰り返し繰り返し練習することで身体が覚えていくものなのです。 歩き方をいちいち頭で考える人はいませんよね? いま、お子さんが習っているステップは、そのくらいの無意識レベルでできるようになります。

無意識レベルでできるようにならないと、パフォーマンスになりませんからね。 そのステップを無意識にするのは、飽きるほどの反復練習以外ありません。 「駅までそのステップで行く」くらいの覚悟で練習しましょう。

レッスンの時間だけでは、練習できる回数は限られていますよね。 その中でも上達が遅い方なのであれば、一つでもいいのでステップを家で練習しましょう。 毎回、レッスンの中では「コンビネーション」という振付の時間があると思いますが、振付を家で練習するよりも、ひとつのステップを徹底的に練習した方がいいです。

振付は、結局ステップの組み合わせだからです。 たくさんのステップを知っていれば、どんな振付にも対応できるのです。 1レッスンの後に、一つずつでいいので、新しいステップを覚えていきましょう。 家で練習をするときは、お母さんが見てあげるのもいいでしょう。

お母さんは先生ではありませんので、特にアドバイスの必要はありませんよ。 出来る様になったことを褒めて見てあげてくださいね。 ダンスの上達に、裏ワザな近道はありません。 確実に、ひとつひとつ練習していくことが大切です。

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