教育[725]

「子どもがトイレを嫌がる」トイレトレーニングの注意点

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執筆者:門衛 教育運営チーム

子育てしていると、「今の私のやり方合っているの?」と不安になりますよね。

子育てに正解はありません。そのお子様一人一人の個性に合わせたやり方があるのです。ここでは、トイレトレーニングについて、お話しましょう。

トイレトレーニングはいつ始めればいいの?

ポイントは2つ
①お子様のオシッコの出る感覚が2時間以上開くようになってから
②自立歩行がしっかりできている

この二点を踏まえると、2歳が目安です。オシッコは膀胱にたまると「オシッコたまってますよ」という信号が脳に送られます。そして脳は尿道に指令を出して「今は出しちゃダメ」と尿道をきゅっと絞ります。

このことにより私たち大人はオシッコを垂れ流しにするのではなく一定時間我慢することができるのです。ただ生まれてから2歳くらいまではこの伝達しくみがまだ未発達なので膀胱にオシッコがたまるとすぐにオシッコを出す状態になるのです。お子様のオシッコが2時間以上開くということは、この伝達のメカニズムが発達した証拠なのです。

トイレトレーニングは長期戦を覚悟しましょう

ここまで理解できると、このオシッコの出そうなタイミングでトイレの便座に座らせておけば良いのでは…と思いますよね。

でも実際は、トイレトレーニングに何カ月も費やしたというお母さんが多いのです。何が、難しいのでしょうか?

子供にとってトイレは楽しい空間ではない!

一番の原因は、子供が数十分もトイレの便座に座ってくれないからです。

トイレの空間をキャラクターの抜きを貼ってみたりトイレットペーパーをキャラクターものにしてみましょう。

ママの忍耐力は勝負のカギ

ここでできればいいですが、焦りは禁物!次にトレーニングパンツに切り替えましょう。トレーニングパンツはオシッコのべちゃべちゃ感がより感じられるので、自分のオシッコをより気づきやすくします。

おむつをしないで大丈夫なの?残念ながら大丈夫ではありません。おもちゃで遊んでいる最中にリビングでジョバジョバ~といってしまいます。ここで大事なのは、ママのイライラをいかに止めるかということです。少しの工夫でイライラを減らすことができます。

リビングにカーペットが敷いてあったら、カーペットを外してフローリングマットを敷いてみましょう。拭きとりが楽で、衛生的です。ここで大事なのは、歩くことがきちんとできていることです。まだ歩くことが不安定でフローリングマットにすると、転倒した時のケガにつながるので、フローリングマットに替える際は、自立歩行ができてからにしましょう。

絶対にオシッコをされて欲しくない場所はベビーゲートで入れなくしておきましょう。

お子様がリビングでオシッコをしたら「オシッコ出たね~次はオシッコをトイレでできるといいね~」とまるでセリフでも読むかのように淡々と語りましょう。

ここでのポイントは「私(僕)から出ている液体がオシッコで、このオシッコをトイレですればママがニコニコしそう」ということを子どもに感じ取ってもらうことです。オシッコをすると子供はリビングにできたオシッコの水たまりをじっと見ています。何が起きたのか良く分からないのです。

この時にママがガミガミしてしまうと「オシッコは悪いものだ」となってしまいオシッコ自体に嫌悪感を抱いてしまいます。

もう一つの工夫は、オシッコが出た際の掃除グッズを一つにまとめておくことです。箱の中には、『ティッシュペーパー・除菌スプレー・ビニール袋・ビニール手袋・替えのパンツ・替えのズボン』を入れておきましょう。

オシッコをリビングでしてしまったら機械的に着替えと床の掃除を行いましょう。ママは自分のするべきことをやればいいのだと割り切った気持ちになるのです。

 「オシッコをする」という経験をしていくうちに、オシッコが出そうなタイミングでトイレに行って見ましょう。お腹に少しだけ力を入れるとオシッコを出せるということをお子様が分かってトイレでできればいいですね。

最後の手段~一滴でもトイレに!

これでもダメなら捨て身の一手です。

リビングでオシッコが出始めたらそのままトイレに移動しましょう、便座の中に一滴でもオシッコが入ったら「オシッコ、トイレに入ったね~」と褒めましょう。

もう少しまとまった量が便座に入るようになったら、オシッコを指差してお子様にオシッコの出ている様子を見てもらいましょう。次第にオシッコをトイレですると褒められることが定着するはずです。垂れ流しの状態なので、ママが汚れてもいい服装ですることをお勧めします。

2歳は自我もでてくる大変な時期ではありますが、ママの表情で物事の善悪を判断する年齢なので、イライラしない工夫をうまくすることで子供に安心感を与え、一緒に頑張ろうとする気持を持たせることができるのです。二人で頑張ったという達成感は、二人の絆をきっと深めてくれることでしょう。

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