夏に向けてそろそろトイレトレーニングを始めたいというお母さんたちも多いのではないでしょうか?
でも、毎日失敗してしまって上手くいかない。なんていうことはありませんか? トイレトレーニングにはちょっとしたコツがあるんです。
まず、トイレトレーニングを始める時期ですが、暑くなる夏はトイレの間隔も長くなり、確かに始めやすい時期といえます。
また、水遊びのことを考えても夏に向けてトレーニングを開始するのはいいですよね。
でも一番大事なのはお子さんの状態です。早い子は1歳を過ぎたらオマルにまたがってオシッコできる子もいます。概ね3歳くらいにはトイレトレーニングをするかと思いますが、早ければいいというものではありません。
子どもは膀胱が小さく、大人のように長時間オシッコを貯めておくことができません。膀胱が未発達な状態で無理にトイレトレーニングを始めても、お子さんの負担になりますし、お母さんたちも大変です。
定期的にオムツ交換をして、オムツが濡れていないことが増えたと感じた時は、トレーニングを始めてみてもいいかもしれません。
たまたまオムツが濡れてなかったから、トイレに行ったらオシッコが出たという場合もあります。
ただ、嫌がる子どもを無理にトイレに誘う必要はありません。トイレに行くこと自体嫌になってしまうこともあるからです。 オシッコが出ても出なくても、トイレに行けたことをまずは認めて褒めてあげましょう。 大切なのは月齢や年齢ではなく、お子さんの気持ちや体調を考慮することです。
トイレに行きたがらない子を無理やり連れて行くのは良くないですが、少しの工夫で子どもの気持ちが変わることもあります。
トイレにお子さんの好きなキャラクターのものを置いて誘いかけるのもいいです。または「おトイレに行ったらおやつにしようね」など、見通しを持って声をかけるとすんなりと聞き入れてくれる場合もあります。
もちろん、トイレに行くたびにおやつをあげる必要はありません。花マルをあげるなどのちょっとしたご褒美は子どもも喜んでトイレに行けるようになると思います。
さて、トイレに行くようになったし、オシッコが出ることも増えたのでやっとオムツ卒業。布パンツに変えた途端、おもらしの連続になってしまったなどということもあります。
オムツでは大丈夫だったのにまた振り出しに戻らなくてはいけないのかとガッカリするかもしれませんが、大丈夫です。子どもによっては変化に敏感な子もいます。オムツと布パンツでは感触も違いますし、失敗したらいけないというプレッシャーも 少なからず感じています。
お洗濯やお掃除が大変ですが、お母さんもここは根気強くがんばらなくてはいけません。初めは失敗して当然だと、おおらかな気持ちで取り組みましょう。
子どもも失敗するとパンツが濡れて気持ち悪い感触を味わいます。その繰り返しが、「漏れる前にトイレに行こう」という気持ちにつながっていきます。
お子さんがお漏らしをしても決して叱らないでください。本人も気にしています。 「この次はおトイレでしようね」「オシッコしたくなったら教えてね」と言葉掛けをしましょう。 お子さんのお気に入りのパンツを用意してあげ、「大好きな◯◯のパンツ濡れないようにがんばろうね」と励ますのも有効です。
もし、何度やっても失敗ばかりで上手くいかないときは、思い切ってトレーニングを中断してもいいと思います。
お母さんも大変ですし、お子さんもトレーニングが負担になっている状態で無理に進める必要はありません。とはいえ、幼稚園に入園するまでにはオムツ外さなきゃ。周りの子はみんな外れてるのにうちの子だけ。 そう考えて焦る気持ちも十分理解できます。
ですがお母さんの焦りはお子さんにも伝わります。子どもの成長は一長一短です。必ずしもまっすぐ進むとは限らないし、個人差も相当あります。あまり早く始めすぎて、子どもの成長が追いついていない状態では上手くいきません。
その時が来たら必ずオムツは外れます。今はまだそのタイミングじゃないだけと開き直ることも時には必要です。
トイレトレーニングは始めてみたらあっという間に完了する子もいれば、長くかかる子もいます。いずれにせよ、いつか必ず終わるものです。取り組んでいる最中は大変ですが、それも一時のことです。
どうか、お母さんもお子さんも無理なく楽しくトレーニングができるよう、気長にがんばりましょう。 いつかトレーニングした日々も懐かしく思える日がきます。まだまだ先は長いです。 お子さんの健やかな成長を願っています。
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2024/11/25 更新