住宅[373]

知らないと損をする「地盤改良」の話

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執筆者:前田 浩貴
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しかし、安心を買うと言う名目で業者が売り上げを上げているだけだとしたら・・・、それは許される事では無いですよね。
 
そうならない為にも、地盤調査の結果を教えてもらってください。細かい数値が分からなくても知識が無くても大丈夫です。説明してもらう事が大切です。

だって1割ぐらいしか地盤改良が必要無い地域なんですよ。

それなりの理由があるはずです。
 
私の経験上、地盤の弱い(地質が良くない)のは、川に近い土地、背の高い土留めがある造成地、埋め立て地(昔は池だったとか)ぐらいです。
 
そして、あなたには、もう一つ注意して頂きたい事があります。柱状改良や杭での地盤改良工事では、土地の資産価値を下げる恐れがあります。
 
どう言う事かと言いますと・・・

通常、柱状改良や杭工事では建物のカタチに合わせて、位置や深さを設計します。例えば、40年後に更地にして土地を売るとします。その時に、杭が邪魔になります。

木造住宅の場合、杭は深さ6mぐらいまでで設計されますが、その杭が邪魔で、新しい建物が建てられない可能性もあります。ですから、その杭も撤去しなければ土地が売れないのです。

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