また、他の例で、吹抜けを設けて、2階の子供室と距離が近くなるように平面的に計画したけど、2階までの距離が遠くて、何だか2階の子供室が遠い、なんてことも、1階の天井高さを低くしてあげると、自然と2階と1階の距離が縮まり、吹き抜け空間と2階の一体空間が高くなる効果もあります。
生活する時に、イスで生活する場所、床に座る場所、寝る場所、動線、人がいない物置など、場所によって天井の高さに変化をつけ、平面計画と一緒に考えてると、空間も豊かになり、落ち着く空間になったりします。暖房や冷房する気積の調整もでき、少しですが、空調負荷にも影響がでます。
天井高さや、階高は、途中で変更することはなかなか難しく、慎重になり、冒険しないで一般的にしておこう、とおもいきった決断をしにくいですが、うまく設計すれば、良い空間になりますので、高くしてみたり、低くしてみたり、是非、担当される建築家に天井高さについて、意見を聞いてみてはいかがでしょうか。