本日お伝えするのは・・・・ 外壁塗装を建築士にお願いするメリットについてです。
築10年ぐらいになると、外壁塗装の訪問営業がやってきます。 「そろそろ外壁塗装しませんか?」 塗料について色々と説明を受け、見積もりをしてもらう事になるでしょう。
一般の方にとっては、どんな塗料なのか?どれくらいの金額が適正なのか? どんな工事内容が正しいのか?・・・・よく分からないと思います。 そんな状態で営業マンから一言 「今すぐに決めて頂けましたら、30万円の値引きをします。」
このパターンで失敗する方が今でも多いようです。 もしかしたら、あなたも聞いたことがあるかもしれませんね。 だから、値引きする訪問営業は断る方も増えてきました。
次に登場するのは・・・・ 「外装診断をしますので、塗装の必要が無ければ断ってください。」と言われ 「診断だけならお願いしてもいいかな」と思う訳です。
ちょっと待ってください!! その診断は、ほとんどの場合は塗装屋が行います。 つまり、建築のプロの診断ではないのです。
塗装は、建物の1~2mmの表面の事だけの診断です。 建築物は、とても多くの材料で構成されています。 外装の表面だけの診断では不充分です。
人間の身体で言えば、塗装面は皮膚です。 皮膚に湿疹が出たからと言って、化粧で隠さないですよね。 その原因は、内臓や食生活などにあるかもしれません。 根本を治さなければ、意味が無いですよね。
残念ながら、塗装屋は塗料を塗る事が仕事です。 例えば、お風呂部分の外壁が反っていたり、黒ずんでいたり、塗料がめくりあがったりしていたら お風呂からの結露や水漏れが原因かもしれません。 それを直さなければ、柱が腐ったり、シロアリが侵入したりと大きな問題になる可能性もあります。
もし、塗料で塗潰してしまったら、それらをすぐに発見する事は出来ません。 処置としては、外壁をはがして断熱材や柱などを確認しなければなりません。 断熱に隙間があれば、結露しますし サッシの取り付けが悪ければ、水漏れもしてしまいます。
これらを判断出来るのは、建築士の幅広い知識と現場経験が必要になります。 あなたが知らない言葉を並べて さも専門家のような営業トークをして、不安にさせて契約を迫る業者に 騙されないようにしてください。
もし、あなたが契約してしまってから少しでも不信に思ったら クーリングオフしてください。 塗装の場合は、ご自宅で契約されることが多いようです。 その場合、8日以内であれば解約が出来ます。