あなたは、産地直売所でお買い物をしたことがありますか?
先週、テレビでその様子が放送されているのを見ました。生産者が直接販売していました。魚の加工品だったと思います。
生産者は、消費者の声を直接聞いて、商品に反映することが出来ますし、消費者は、生産者のこだわりや思いや、生産の過程などの話が聞けます。消費者にとって、生産者の顔が見えて考えが分かる事は、安心になりますよね。
あなたの家づくりも同じなのです。設計と工事をやっている住宅会社にお願いすると安心です。
あなたには、家づくりの沢山の思いがあると思います。
その思いを図面にします。打合せの中での何気ない会話からでも間取りは変わってきます。図面では表現出来ない部分もあるでしょう。それらは、設計者から工事担当者へ打合せされます。
そして、工事が始まっても、何度もあなたと打ち合わせをします。場合によっては、設計変更も出来ます。これらの進め方は、住まう方によっても違いますが、あなたに直接工事を請け負った住宅会社は、あなたの夢が叶うまで、責任をもって家づくりに取り組みます。
ところが、契約した住宅会社が直接工事や設計をしないで下請け業者に仕事を発注してしまった場合には、責任の所在があいまいになったり、図面では分かりにくい部分が引き継ぎされてなかったり、工事側から見て変な部分でも契約図面だからと言う理由で質疑もされない事もあります。
関わる人が増えると家に対する思い入れが減ってしまうのかも知れませんね。この様な建設業界の悪習が欠陥住宅となります。
家が完成してしまうと欠陥があっても分からなるのが構造部分です。あなたがある程度の建築知識を持っていたとしても欠陥部分を発見する事は難しいのです。
結局、業者の設計力・技術力・コミュニケーション力・知識・責任感を信じるしかないのです。
現在では、第三者による検査が行われ、重大な瑕疵については保障されていますが、全ての欠陥住宅がなくなったわけではありません。
もし、あなたが知りたければネットで調べて下さい。「欠陥住宅」と検索したら、色々と知る事が出来ます。つまり、欠陥住宅は無くなっていないのです。
では、あなたはどうしたらいいのでしょうか?
その住宅会社が元請会社として、責任をもって家づくりをしてくれるのかを確認してください。(全ての工事を1社に丸投げする事は、法律で禁止されています。)そして、不信感をもったら契約をしないでください。
住宅会社は、家が完成した後も長い付き合いになります。だからこそ、妥協しないでくださいね。