家づくりの選択として、マンションか?一戸建てか?について考えてみます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので知っておいてください。
まず、一戸建ての場合、土地を単独で使用する事になります。 ○○小学校区、駅が近い、病院が近い、などの利便性や人気が高くなると 土地の金額も上がり、入手も困難になります。
もし、利便性の良い土地に住みたいと思われたら マンションの方が金額的なメリットは大きいでしょう。
ただ、マンションの場合は、勝手に樹木を植えたり、ウッドデッキを造ったり、野菜を植えたりは出来ません。つまり、土地を好きに使えないのです。
次は、メンテナンス・建物の維持管理について考えてみます。
マンションの場合は、修繕積立費が義務付けられます。 マンション組合で決められた年数にどのように修繕していくのかは決まっています。
資産価値を下げない為に必要な事です。 このお金を負担に感じるかも知れませんね。
一戸建ては、あなたの意思でメンテナンスをしたらよいです。こう言うと、大体「お金が無いから・・・、子供にお金が掛かるから・・・。」と先延ばしになります。
将来のメンテナンス費用を積み立てる必要がありますね。
適切な時期にメンテナンスが出来なくて、家を劣化させてしまった・・・・ この様な事例もあります。ご注意ください。
建物寿命について考えてみましょう。
そもそも構造が違います。 一戸建ては木造 日本の木造住宅の平均寿命は26年とも言われています。
これまでの低い基準で建てられた住宅ですので、適切なメンテナンスが出来ていなければ当然、寿命は短くなりますね。
マンションは鉄筋コンクリート造になります。耐久年数は60年です。でも、この年数は構造躯体についてですので、設備機器や壁紙などのリフォームは必要になります。
マンションの場合、管理組合がありますのでリフォーム業者が決められていたり、リフォーム内容も制限されたりと自由には出来ません。もちろん、増築も出来ません。
建て替えについても、所有者の5分の4以上の賛成が必要です。 費用の負担など、建て替えには様々なハードルがありますので、一筋縄ではいきません。 この面では、一戸建ての方が融通は利きますね。
資産価値を比べます。
新築マンションの供給が多ければ、中古マンションの不動産価値は下がります。
マンションとしての償却期間は45年ぐらいでしょう。 それ以上の年数が経過すると売却も難しくなります。 せっかく購入しても15年ぐらいしか住めなくなるからです。
一方、一戸建ては15年程度で建物としての資産価値はゼロに近くなります。
しかし、土地の価値はゼロにはなりません。
新しく幹線道路が出来たりして、利便性の良い土地で人気が上がれば 購入したときよりも高額で売れるかも知れません。でも、その時になってみないと分からない事なので期待しないほうがよいです。
それぞれにメリット・デメリットがありまので、よく理解してよい選択をして下さい。