住宅[373]

建築確認申請とは?知っておきたい期間や変更届が必要なケース

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執筆者:越野 かおる
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【建築確認申請とは】

建築基準法第6条、第6条の2、第6条の3に基づいた申請行為です。建物を建てようとする時に、その建物を取り巻く法律(建築基準法・都市計画法・宅地造成規制法・消防法など)に適合しているか否かを建築主事(行政)あるいは指定確認検査機関(民間)が「確認」を行うことを言います。建築確認申請は、あくまでも機械的に法律に適合しているか?という「確認」が目的のために行われているものですが、「確認済証」が発行されなければ工事を着工することが難しいことから、事実上、「建築許可」という意味合いが強いです。
 

さて、この建築確認申請。

確認済証まで取ったのに何らかの原因で工事の長期延期を余儀なくされた場合、若しくは、2年後に計画している建物の確認申請を事前に出しておきたいとお考えの方がいたとします。

そして、建築確認申請の確認済証が発行されてから、時間が経って工事がスタートする場合、前に取った建築確認申請の確認済証は有効なのか?有効期限や賞味期限はあるのか?について考えてみたいと思います。
 
結論を申し上げますと、建築確認申請の確認済証の有効期限や賞味期限は「無い」というのが現状です。
 
ただし。

あまりにも期間が空いてしまった場合、その間に施行された法改正などの対応がなされていないため、後から「変更届」などを提出することになる可能性があります。大きな変更がある場合は、建築確認申請の出し直しという事態になることもあり、申請の費用も再度負担することになります。

法改正ばかりではなく、期間が空けば、「もっとこうした方が良いかな?」など、色々と変えたい場所も出てくる場合も・・・

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住宅総合ランキング2024/04/16 更新

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