教育[725]

【時間感覚を身に付ける】時計が読めない子どもにしない学習法

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執筆者:立石 美津子
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②針のついた時計はあるが会話がない

針のついた時計を置いてあるだけで安心してはなりません。1つ落とし穴があります。

“時計はあるが会話がない、飛び交うのは「早くしなさい」とせかす言葉だけ”という状態です。時計は壁紙の模様に化しています。これではいつまでたっても読めるようにはなりません。

 「たかし~、時計見なさい、後、5分で8時だからもう寝る準備しなさい~」と時計を差しながら言いましょう。

公園に連れていく時、針のついた腕時計を付けてやり「そろそろ帰りましょう。アンパンマン始まるよ」ではなく、「4時10分まで遊んでいようね。4時半になったら『アンパンマン』始まっちゃうからね」と話しかけましょう。 こんな会話がある家庭の子どもは入学前に時計が読めるようになっています。

「長い針が一周したら短い針はこれだけ動く」なんて理屈を教える必要もありません。ただただ時計を見る習慣をつけるだけでいいんです。これだけで読めるようになります。
 
子どもは入学した途端、時刻を見て休み時間の終わりを知り、行動することをいきなり求められます。入学前に時計は読めるようにしておいてください。
 
簡単なのは目覚まし時計の利用です。いつまでも過保護に起こさないで自分で目覚ましをかけて起きるようにしましょう。

歯磨き、洗顔、朝食、大便に自分はどれくらい時間がかかるか考えさせ逆算させ朝起きる時刻を自分で決めさせましょう。自立にもつながっていきますよ。

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