教育[725]

【上手な作文を書くコツ】出だしや書き方2つのポイント

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執筆者:馬場 猛寿
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2.「うれしかった」など簡単な形容詞を書かない。

ふだんから「ヤバい」という形容詞だけで生活している子どもがいます。

「おいしい」も「ヤバい」、「まずい」も「ヤバい」、
「楽しい」も「うれしい」も「怖い」も、すべて「ヤバい」。
 
これは極端な例ですが、他に使える形容詞が「スゲー」「ウザい」「キモい」「ビミョー」だけ、という子は少なくありません。
 
「考える力」の土台は「語彙力」です。考えるためにはたくさんの「言葉」が必要だからです。単純な言葉をならべた文は魅力がありません。「今日は遠足に行きました。とても楽しかったです」という陳腐な作文は、読む側の気力を失わせます。
 
だから「うれしい」「楽しい」「悲しい」という形容詞を別の表現で「言い換え」をするように指示します。
 
たとえば、「とても楽しみだった」という表現を、「前の日はワクワクして眠れなかった」としたり、 「暑かった」を「太陽でからだがとけそうだった」などにすると、作文が活きてきます。

この「言い換え」の工夫も、作文のスキルだけでなく、表現力を豊かにし、「イメージ力」すなわち「考える力」をつけるトレーニングにもなります。
 
是非試してみてください。

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