こういった分析で感じることは、まず、冷夏のような一過性と思われる現象に対しては、株式市場は次のような反応をしやすいということです。
1.株式市場全体は影響をあまり受けず、マイナスの影響がある銘柄が売られる分、他の銘柄に資金が回っている。
2.冷夏のマイナスを受ける銘柄の下落も、一時的なものとして、後に挽回をしてくる。
つまり、株式市場全体は、もっと大きな材料に動かされていて、冷夏が市場全体の方向性を決める、ということは無い、と言えるでしょう。
こういった傾向がわかれば、冷夏はピンチではなく、投資アイディアを企画する良い機会だ、と思えるわけです。
ちなみに、冷夏が逆にメリットとなる業種としては、次のような業種が言われています。
1.農薬関連(農作物の成長を維持させるため)
2.冷凍食品関連(農作物の価格高騰により、代替需要が増える)
3.米穀卸(稲作の不振による需要が高まる)
こういった情報も試しながら、ぜひ投資アイディアを考えてみましょう。