皆さんは、ご自分のお家の敷地の境界線を、しっかり把握されていますか?
あまり意識したことが無い・・・という方は、今一度、境界線の点を示す「境界石」を確認してみましょう! ※敷地境界線に関する記事「公図とは」もご一緒にお読みください。
道路に面している敷地の境界線は?
同レベルで繋がっている「縁石」も自身の敷地内のモノだと思われている方は、いませんか?この「縁石」は、道路側のエリアのモノで、当然、「縁石」から道路です★実は、皆さんの所有物ではないのですよ(@_@)
では、「縁石」は誰のモノかと言いますと・・・
道路所有者のモノになります。道路所有者とは、ほとんどが自治体なのですが、私道の場合はその土地の所有者となりますね。
よく駐車場と道路の段差を小さくしたいということで、【縁石を切り下げる】ケースがありますが・・・もちろん「縁石」は、皆さんの所有物ではありませんので、お家の外構工事のついでに「勝手に切り下げを行う」ことは、絶対にダメです!
【駐車場の前の縁石を切り下げる】場合は、きちんと道路の所有者=自治体に工事の申請を出し、工事許可を得て、申請者の持ち出しで工事を行います。
もう一度言います!
これは、「自腹」です(― ―゛)
道路所有者である自治体からは、申請する理由や工事の内容、構造(強度)の事など、様々な質疑が出され、申請には時間と手間がかかった印象があります。そして、実際に自治体の担当者が現場を確認しにきますので、工事もしっかり行わなければなりません。
敷地から直ぐに車道の場合なら良いのですが、立ち上がりのある歩道を挟んでいたり、切り下げる縁石のエリアに設備の配管(給排水や電気など)が干渉している場合などは、工事に様々な制約があることも・・・
実は、【縁石の切り下げ】は、簡単には行えないのですよ。
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2024/11/20 更新