不動産価値について考えた事がありますか?
もちろん、家や土地は不動産ですので、価値があります。 しかし、その価値が下がってしまう事があるのです。
まず、土地についてお話します。
土地を所有されていない方は、土地探しをしなければなりません。土地を探すポイントは、駅が近い・○○小学校区・病院が近い・スーパーが近い・工場などの騒音や振動から遠い・幹線道路沿いから少しだけ離れている・緑豊か・・・。
ま、色々な要望をされる訳ですが、なかなかその様な土地は見つかりません。 もし、あったとしても高額になります。 なぜなら、その様な土地は誰もが欲しい土地ですので、価値が高いから高額になるのです。
全ての条件が満たされなくても、ある程度の条件が満たされれば、土地を購入される方がほとんどです。あなたが欲しいと思った土地は、同じような価値観をお持ちの誰かも欲しいと思っています。
だから、50年後土地を更地にして売却する時に価値を下げないようにしなければなりません。
例えば地盤改良です。
しっかりと地盤の強度を上げてから建物を建てる事は、とても重要です。
しかし、やり過ぎてはかえって不動産価値を下げてしまいます。
なぜなら、土地を売却する時には、地盤改良の為に地中深くまで打設した杭や改良柱は撤去しなければ、次に建つ家が何かしらの影響を受けてしまう可能性があるからです。
地盤改良は、建物の種類や構造やカタチなどによって、異なります。つまり、次に建つ家とは同じ改良工事とはなりません。
もし、杭などの撤去費用が必要になれば、その費用分は不動産価値が下がった事になります。
営業マンに「安心の為に杭をやった方がいいですよ。」と進められて、分からないまま高額な工事をして、さらに撤去費用分の不動産価値がさがるなんて納得出来ませんよね。
次は、建物についてです。
日本の住宅の寿命は26年ぐらいと言われています。
木造住宅が多く、高温多湿な気候が影響しているのかもしれませんが、法隆寺などは何百年も建っていますよね。 日本の住宅が短命なのは、メンテナンスが出来ていない事が大きな原因だと思います。
「長期優良住宅」って聞いた事ありますか?
誤解しないで頂きたいのですが、適切なメンテナンスや点検を行わなければ、長期的に優良な住宅にはなりません。
不動産としての価値を下げないように、住まいに手を入れて下さい。
出来れば、DIYしてみてください。どうしても出来ないような大きなメンテナンスや技術が必要な工事は、プロに任せるとしても日ごろ手を掛けている住まいは、私たちもメンテナンスしやすく工事費も安くなる事が多いのです。
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2024/12/05 更新