子供の自立心を育むために「おつかい」をさせようと考える親御さんも多いでしょう。 でも、子供だけで町を歩かせるのは危険?もし事故にあったら・・・など、様々な心配事もありますよね。
そんな「おつかい」ですが、実際どのようなものなのでしょう?
●外国では子供だけの外出は罰則あり?
近頃ニュースでも取り上げられていて、ご存知の方も多いかもしれません。 実は、子供だけの外出には日本と外国では考え方が違うのです。
実はアメリカでは13歳未満の子供達だけで外出するのは禁止されています。 そのため「自立のために子供におつかいを・・・」という考えはないのです。
むしろ、子供達だけで買い物に来ている様子を発見したら、保護すべき出来事なんだとか。 そして、子供だけで外出させた親には罰則を科せられることもあるのです。
日本のように、小さな子が一人で買い物という様子は見ません。 また、学校や習い事に行くにも親の送り迎えが必要という徹底ぶりだそうです。
●初めてのおつかいは何歳から?どこに?
実際、子供達だけでおつかいをさせるなら、他人とコミュニケーションが取れる年齢や性格であることが必要ではないでしょうか?
子育ては各家庭の考え方があるでしょう。 何歳からがいい!という決まりはないので、親の判断となります。
しかし、おつかいをするということは他人とのコミュニケーションが求められます。 近所の商店に行くにも、スーパーに行くにも「分からない事は人に聞く」という行動ができることが必須となってきます。
まだ、言葉もままならないような小さすぎる子供を一人でおつかいに行かせるのは危険とも言えます。
また「近所だから」とは言っても、町には様々な危険物があります。 自動車や自転車がたくさん行き交っている中、周囲にも気を配りながら外を歩かないと事故の危険性もあるでしょう。
●小学校にあがってから「初めてのおつかい」がベスト?
ほとんどの小学校では、送迎無で子供達だけで学校に通うケースが多いですよね。 その地域の事情で通学距離が長い場合はスクールバスが出るという場合もあるでしょう。
しかし、バス停までは自宅から一人で行ったり、自分で外に出るケースが多いです。 また、地域の人との挨拶も自然に出来るようになるのが小学校に入ってからではないでしょうか。
また、もしおつかいをさせるならば、いきなり難易度の高い場所におつかいを設定しないようにしたいものです。自宅からあまり離れていない場所から始めるのもいいかもしれません。 また、無理強いはさせないようにしたいものです。 親にとってたった数分の距離でも、子供にとっては「一人で買いもの」という行為が、まるで冒険に行くかのようにハードルが高いのです。 嫌がる子供に無理やりやらせてしまうと、トラウマになってしまうこともあります。
また、子供だけでおつかいに行かせるのも実は親側にとっても相当の勇気がいるものです。 無理に小さいうちに行かせなくても、必ず一人で買い物できる年代がきます。
たとえ中学生までおつかいをさせたことがなくても、その頃になると自分で買い物くらいできるようになりますし、バスにも乗れるようになるでしょう。
ケースバイケースですが、おつかいに関してはご両親でよく話あって、危険のないよう配慮をしながらさせたいものですね。
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2024/11/23 更新