[家庭のこと]【子どもの発熱】グッとこらえるママへ

【子どもの発熱】グッとこらえるママへ

2017/02/24

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朝、出勤前になんだか赤い顔をしている我が子、熱を測ったら37.8度、微熱だけれども保育園は預かってはくれません。そんなとき子どもの体調よりも仕事を休まなければならないことに焦る自分を振り返り、自らを責めていませんか。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がお話します。

■朝起きたら熱

病気なんか前の日から予測が不可能です。昨日まで元気はつらつだった子ども、突然、具合が悪くなるものです。そんなときお抱えのベビーシッターや病児保育をしてくれる小児科が地域になければ、すべてスケジュールの組み直しをしなくてはなりません。全てリセット状態。

あっちへ電話しこっちへ電話し朝から頭をペコペコしてお詫びの連続になります。

■仕事中の呼び出し

朝、平熱ではないけれど37,5度「まあ、大丈夫か」と預けたら、11時頃携帯がなりました。「熱が38度に上がっているので直ぐに迎えに来てください!」。でもお客様との商談中、しかも遠方に来ていて直ぐには迎えにいけません。

こんなときも「どうして朝は平気だったのに、もう!」と頭にきてしまいます。

■ワーママでなくても

久しぶりのママ友たちとの遊園地へのお出かけ、ずっと前から計画していて楽しみにしていたのに下の子が発熱。他の子に風邪をうつしてはならないし、上の子だけ誰かに頼むのも気が引けて結局行けませんでした。上の子はむくれているし、ママ自身もストレス発散ができずイライライラ。

■私の経験

私も同じような状況でした。頻繁に熱を出すのでどうしても休めない講演会を依頼されている日は前もって「もし、当日熱を出したら直ぐに来て」と70歳の母のスケジュールを抑えていました。

でも、元気だったらだったで母は「そのために何も予定を入れずにずっと開けていたのに・・」と不満気です。熱を出したらママが困り、出さなくても祖母が嫌な顔をし、可哀想に息子はどっちへ転んでも文句を言われる状況でした。

■それを言っちゃあ・・・おしまいさ

子どもの病気よりスケジュールが初期化されてしまうことや、自分が出かけられないことを嘆くのは当然、湧き起る感情です。ママだって人間です。自分を責めてはいけません。

ただし、こんなことを実際口に出してはなりませんよ。

「あなたが熱を出すとママがどんなに困るのかわかってんの!」

「全部、予定を立て直さなくちゃダメじゃない!」

「なんで楽しみにしていたお出かけの日に限って熱を出すのよ!」

「誰のおかげで毎日ご飯が食べられると思ってんの!こんなにしょっちゅう休んだら『あいつは当てにならない』と首になったらどうするの!」

こうして眉間に皺を寄せて溜息をつかれたら子どもはどんな思いをするでしょう。ただでさえ熱で具合が悪いのにこんなことを言われて傷ついてしまいます。ですから心では思ってもグッとそれは堪えてください。

口で「熱が高くてしんどいね。おうちでゆっくり休んでいようね」と言ってあげましょう。

■まとめ

子どもは具合が悪くなるものです。子育てに優しい会社は増えてはきていますが、なかなか思うようには進まないのが子育て、理解してもらえないことも多々ありますね。

そんなとき子どもを責めたり、自分を責めるのは止めて何とか乗り切っていきましょう。

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