[学習全般]【教育】パソコンの普及などで日本語の存在は揺らいでいるか

【教育】パソコンの普及などで日本語の存在は揺らいでいるか

2014/06/30

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テレビや日常の会話で「かぶる(重なる)」「へこむ(落ち込む)」「かむ(言葉がつかえる)」「きょどる(挙動不審)」などという会話を若者言葉というのだそうですが、なるほどうまく考えましたねと思います。

「ろちゅう」とあったので車を止めてはいけないのかと思ったら「路上キス」のことだったのですね。これは少々言葉遊びと思われる点もありますが、幼い子どもに概念として把握してもらうのは難しいですね。テレビ、VTR、パソコン、スマホ、タブレットなどが家庭に普及していますが、実は幼児のほうがより手軽に操作を覚え使いこなしてしまいます。

そこでシンガポールや韓国、中国では、パソコンやスマホを学習の道具として積極的に使っています。興味や関心を持ったことを自ら調べて学ぶ使い方をしています。シンガポールの小学校では四年生以上の全生徒がスマホを使って、授業中に先生に答えを送信し、電子黒板に表示されて意見発表をしています。弊害は何もないそうです。

パソコンの普及で「日本語が揺らぐ」ということはありません。むしろ若者言葉や省略言葉から「日本語の乱れ」が発生しています。パソコンやスマホを有意義に使えば、大変役立つ道具になります。日本の社会では「学びに対する積極性が足りない」ということでしょう。

メールやゲームだけに使うのではなく、言葉そのもの、言葉の意味、言葉の概念がしっかり結びつくようにパソコンを使いますと言葉をたくさん覚え、正しい日本語を理解し概念と言葉を結びつけるスピードがより早くより多くなり、おのずと学習の効果があがります。文部科学省も学習にパソコンを使い、電子教科書に変える研究をすすめています。

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2024/11/23 更新