夏休みはとても楽しい40日間ですよね。遊びにもたくさん行けますし、家族で旅行にだって行けちゃいます。考えただけでたくさんのことが浮かんできますよね!
でも、そんな夏休みも忘れてはいけないものがありますよね。そう、「宿題」の存在を忘れてはいけないのです!
昔も今も、夏休みの宿題といえば、主に2つの型に分類されるのではないのでしょうか?
単純に言うならば、「宿題がきっちり終わるタイプ」と「ぎりぎりまで終わらずに、最後の最後になってなんとか仕上げるタイプ」ですね(ごくまれに「終わらないまま新学期に突入するタイプ」もいますが)
では、どんな風に考え、行動をしたら、決められた期間内に宿題を終わらせ、しっかり予定通りに過ごせるのでしょうか?今回の記事では、世の中の子供たちを悩ます、その部分に対する回答をお教えしましょう。
<夏の宿題をしっかり期間内に仕上げるための4大ポイント>
①宿題はどこでやるとスムーズに行くか、それが問題だ!
ダラダラと過ごしていると親に「宿題をやりなさい!」と怒られて、しぶしぶと部屋の机に向かって、宿題に取り掛かろうとするものの、少し経つと飽きてしまうなんてことはありませんか?
これはどの世代の子供たちを見ても当てはまることですよね。
しかし、宿題はしっかり終えさえすればどこでやるなどという決まりはありません。自分の部屋でやれないのであれば、今流行りの「リビング学習」に倣って、リビングや食卓などで宿題に取り掛かってみると良いかもしれません。
そういう場所であれば、お母さんもいることが多いので、怠けそうになる自分をしっかり押さえることもできますから一石二鳥ですね。また、家でやることそのものが集中できないのであれば、自治体の図書館や勉強スペースなどを使用してみるのも手かもしれませんよ。
そういう場所には小学生から大人の人まで数多くの人が集中しているので、自分もやらなきゃ、という気持ちになれるかもしれませんね。
もちろん、外に出るばかりでなく、「自分の部屋でやろう」と決めるのであれば、そのための環境をしっかり作っておくことが重要ですね。漫画やテレビなどの「遊び道具」は全部別の場所に動かしておきましょう。そうすれば勉強に集中することができますね!
いずれの場所でも構いませんから、1日の中で「ここからこの時間まではここで勉強(宿題)をこれくらいやるんだ」という「いつもの決まり」を作ってしまいましょう。そうすれば、ごはんや歯磨きと同じように、「勉強が習慣になる」というとても良いリズムが作れますから、宿題も早く終わりそうですね!
②宿題は順序立てするのも戦略の1つ!!
テスト問題も最初から解いていって途中で詰まってしまって、気づいたら時間オーバー、なぁんてことはよくあるのではないでしょうか?
でも、そういう問題でも解く順序をしっかり見極めていきさえすれば、もっと点数を高めることだってできるのです。
要するに「戦略がモノを言う」状態ですね。宿題にも同じことが言えます。面倒で時間がかかりそうなものを最初にやってしまえば、どんどん時間だけが取られ、やっと落ち着いた頃にはエネルギーを使い果たし、気分転換に遊びほうけていたら、あっという間に夏休みが終了、という事態に陥ってしまいます。
ですから、まず夏休みが始まったら「どれを最初にやったらより効率的だろうか」ということを考えていきましょう。
例えば、算数・数学や国語の「大量系」はひたすら計算や漢字が何ページにもわたってドリル形式で載っている「コツコツ系」のものと言えますから、こういう「一気に終えられないようなもの」に関しては、夏の最初でまだエネルギーがある時期に「1日何ページ」というノルマを決めてサクッと進めてしまいましょう。
自分の生活リズムの中で「やりやすい時間帯」を決めて、毎日その時間にやるように心がけましょう。
朝の涼しい時間なんかうってつけですね!そして「今日はここからここまで終えたら遊びに行こう」というように「モチベーションが高まるようなもの」を親(もしくは自分)で付ければ、「そのためにも頑張るぞ!」というやる気が高まってきます。
こういった一見何のテクニックもない「習慣」が身についてくると、その気持ちまで「習慣」となり、今後の人生にも継続できるものとなります。
③夏の宿題の中盤戦には何をやるべきか?
夏休みの宿題には「大量にあるけど、そこまで難しくない、コツコツやるべきもの」と「ちょっとだけ大変さが伴うもの」と「大がかりなもの」という3段階の分類がありますね。
夏の序盤にコツコツやるものを終えられたら、次は「ちょっとだけ大変さが伴うもの」に取り掛かりましょう。それはなぜだと思いますか?ここで大がかりなものに手を付けてしまったら、それに時間がかかりすぎてしまい、最後にエネルギーがなくなってしまうからです。
ですから、最後に大がかりなものをやるためにも、中盤戦はちょっと大変な宿題を頑張って早く終えてしまい、最後へのエネルギーを確保しておきましょう。
それを中盤にもってくる理由としては、「序盤にコツコツ系を終えられたら、“やりきったぞ”というモチベーションが高まり、その気分の良い状態で次のレベルへとスムーズに進めることができるから」です。ここでいきなり大きな宿題をもってきてしまったら、そのレベルの差に圧倒されてしまいかねませんからね。
④いよいよ夏も終盤!ここで大がかりな宿題に突入せよ!
夏休みは工作のような「大がかりで手間のかかるもの」がありますね。これは工作が大得意・大好きなどでない限り多くの子供たちを悩ませる大問題ですよね。
そこにかけるエネルギーは甚大なものであり、それを序盤・中盤にもってきてしまうと、終えた後で燃え尽きてしまい、簡単なはずの宿題に手が回らなくなってしまいます。ですから、ささっと終えられそうなものを、夏の中盤までに終えてしまい、最後の砦を残りの時間で一気に片付けて新学期へと突入しましょう。
<夏休みの宿題を計画通りに完了させるための心構え>
人間、行動を起こす時には「心」が必要になります。「やるぞ!!」という気持ちがなければ宿題を終えることなんてできません。ではどんな気持ちをもって夏休みの宿題に接すればいいのでしょうか?
①生活リズムの意識をしっかり持つ
夏休みとなるとどうしても「夜更かし」をしたくなりますし、親にしても「夏くらいはいいか」と、親子ともども甘くなってしまう傾向にありますが、この意識はかなり危険ですよ。夏だからこそしっかりとした早寝早起きのリズムを作ることを意識して、計画通りに動けるような意志を持ちましょう。
②嫌なことを持ち越さない
夏の最初は「まだまだ時間はあるし、嫌な宿題は後でやればいいや」という甘えが出てしまいますが、これもかなり危険な考えですよ!嫌なことはしっかり40日で分散させてしまえば、確実に終えることができるのです。1日の中で「嫌なことをやる時間」と「楽しいことをやる時間」を分けて過ごしていけば、素晴らしい夏休みになるはずですよ!
③コツコツやることを意識する
上述したドリルの例もそうですが、「やるなら一気にやってしまえ!」という考えはもたないようにしてください。マラソンもそうではありませんか?「10キロ地点までは一気にスピードを上げて走りきろう!」なんてことを考えてそれを実践してしまったら、10キロ以降でスタミナが切れて最後まで走りきることができなくなってしまいます。
夏休みの宿題も同じで、一気にやろうとしなくていいのです。「今日はここまで」「明日はここまで」というように一定のリズムを作ってコツコツ続けることを意識しましょう。
その時に「なんとなく」でリズムを考えているだけでなく、一覧表などを作ってみると目に見えてよりわかりやすくなりますよ!
例えばワークやドリルに「8/1はここまで」「8/4はここまで」というように書き込んでおきましょう。
④リズムのズレは2日以内の修正を!
夏休みとはいえ、急に夏風邪をひいてしまったり、急きょ帰省するなどの予定が入ることもあるでしょう。その場合はずるずると予定がずれてしまうなんてことのないように、必ず2日以内に修正をするように心がけてください。3日もずれてしまうとなかなか挽回することも難しくなりますからね。
<夏休みの宿題には成功の秘訣がたくさん>
小学生でも中学生・高校生でも夏休みの宿題には皆悩まされていますよね。でも、色々な子供たちを見ていると、夏休みの宿題1つ取ってみても、「成功する子」と「成功しない子」が見分けられたりもします。
もちろん言うまでもなく「夏休みの宿題を計画通りに終えられる子」=「成功する子」という確率が高くなるのですが、どういう原理でそんな結果になるのでしょうか?
例えば、中学生や高校生の場合は3年生にもなると、高校受験や大学受験が控えています。まして、高校生は1・2年生の夏から受験を意識してしっかり勉強をしなければなりません。それでも相変わらず夏休みの宿題は課されるものなのです。
受験に関係ないような作文などの宿題だったら、「早く終えられれば終えられるほど、自分の勉強時間を作ることができる」という結果になりますし、1学期の学習事項を復習問題という形式で難しい問題がたくさん載っている問題集が宿題になっているのであれば、それをしっかり終えること自体が受験勉強にも直結します。
いずれにしても、夏の宿題を早く終えることが受験での成功を意味すると言っても過言ではありません。
<高校生の夏休みの宿題は中学より大変>
中学生までは宿題に工作や自由研究など、受験に関係するもの以外の宿題が多く出されたりしますね。もちろんそれも知見を広めるという意味では意義のあるものと言えるでしょう。
しかし、高校生の宿題ともなると、英語や数学・国語といった大学受験の勉強に直結するものがほぼすべてとなります。それをこなすこと=受験勉強なので、非常に意義のあるものと言えますね。
では、なぜ中学の宿題よりも高校の宿題は大変といえるのでしょうか?それは「提出期限」と「宿題の量」の2点で説明できます。高校生の多くは夏休みの前半と後半にそれぞれ「課外授業」があることが多く、その中で宿題の提出を求められるケースもあるからです。
その提出は例えば8月上旬だったりします。そこまでにある程度の宿題を終えて提出しなければ、内申点にも響くので終えないわけにはいきません。
また高校生の宿題は夏休み前に配られることもあります。それは「分量があまりにも多いから」です。ただでさえ1つ解くのに時間がかかる数学や英語の問題を大量に解かなければならないので、時間が相当かかります。
それを終えるためにも夏休み前から全力で取り組む必要があります。「後でやろう」という気持ちでいては、後で痛い目に遭うことになってしまいます。ですから、中学の時以上に計画を立ててやっていかなければなりません。
これから高校生になるという人は、今のうちからそういう現状を理解しておいてください。そして高校に入って最初の夏休みには成功をおさめましょう!
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2024/10/06 更新