もうすぐ楽しい楽しい夏休みがやってきます。
もちろんその前に1学期の期末テストという大きな壁が待ち構えているのですが、それさえクリアしてしまえば、自由な40日間を謳歌できると言っても過言ではありません。
しかし、「1学期の定期テスト(中間・期末)」を「過去のもの」として振り返らない人も多いのではないでしょうか?しかし、楽しい夏休みを迎えるためには、定期テストの振り返りをしっかりした上で夏休みに突入することをオススメします。
今回はそのメリットについてお話ししていきましょう。
<メリット①:夏の課題にも生きてくる>
まず、定期テストの復習をしないまま夏休みに入ろうとする人の言い分でよくあるのが、「1学期のテストはもう次のテストには出ない」「終わったことなんだからいいじゃん」といった何の根拠もないものです。
しかし、夏休みには大量の課題がありますが、そのほとんどは1学期に学習したことをしっかり理解しているかどうかを確認するための復習問題で構成されているのです。
つまり、1学期の学習内容が理解できていない人は、夏休みの課題をこなすだけでも人並以上に時間と労力を要することになるのです。
逆に復習がしっかりできている人は、すでに知識が頭の中で固まっていますから、課題はささっと終わらせることができます。そう考えると、夏休みを楽しく過ごすためにも、1学期の内容は7月中に復習してしっかり土台を固めておく方が賢明と言えるのではないでしょうか。
<メリット②:2学期以降の学習にも生きてくる>
さて、中学生であれ高校生であれ、1学期の学習内容以上に難易度が上がってくるのが2学期の学習内容です。
「2学期の学習内容は1学期とは別じゃん」と言いたくなる人もいそうですが、それは大きな認識間違いです。基本的に勉強というものは、横並びになっているものではなく、前に習ったものの上にどんどん積み重なっていくものです。
つまり前に学習した内容があまり分かっていない人には、次に学習する内容は到底理解できるはずがありません。夏の課題はそれを防ぐ意味もあって1学期の内容を大量に復習させるようになっているのです。それをこなせるようになるためには、やはり1学期のテスト内容を7月のうちに振りかえっておくことが肝要と言えます。
2学期の学習内容は難しくなるうえ、量もとても多いですし、何よりその内容を次の休みで復習しようにも、次の冬休みはとても期間が短いので、復習する間もありません。夏とその前は、たっぷり時間が取れるので、時間があるうちに復習をしてしまった方が後々が楽になりますよ。
<メリット③:入試の勉強にもつながる>
さて、上の2項目では、夏の課題や2学期の学習といった比較的「目先の利」について述べてきましたが、長期的な視点で考えてみることもできます。
つまり中学生・高校生の最も大きな課題である「入試」です。
高校入試にしても、大学入試にしても、基本的には1・2年生の1学期で学習した内容から多く出題される傾向にあります。その割合は7割程度とも言われています。つまり、1学期のテストの復習をするということは、ひいては入試の勉強をしていることに等しいとも言えるのです。
よく入試勉強を3年生になってから始めた人が、「あれ?自分は実は1・2年生で学習した内容が理解できていないのでは?」ということに気付き、焦るケースが見受けられます。そういった事態にならないようにするためには、やはりこういった時間のある時期にしっかり定期テストの復習をしておくことが効率的な受験勉強になるということを早い段階で理解しておくことでしょう。
後になってから焦っても時すでに遅しなのです。
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2024/11/23 更新