幼稚園の登園風景。 子ども達の笑い会う声、お母さん達の笑顔、先生達の挨拶の声。どれも爽やかで、すがすがしい朝の始まり・・・。
しかし、実は中にはそうでない子どももいるのです。 幼稚園に行きたくない~!と泣いて騒ぐ子どもと朝から戦っているお母さんも 中にはいらっしゃることだと思います。そんな「子どもが幼稚園に行きたがらない」という悩みには、 どう対応したらいいのでしょうか?
●年少さんに多い「幼稚園拒否症」
幼稚園に行きたくない子どもと言っても、 幼稚園に通っている何年もずっとという訳ではありません。特に、幼稚園に通いだしたばかりの年少さんからの入園の場合に結構見られます。3年保育の場合は、まだまだ甘えたいさかり。 おしゃべりもたどたどしく、制服も大きい。
何より、今までお母さんとずっと一緒だったのに、 毎日お母さんと離れる時間が何時間もあるのです。
●幼稚園に行きたがらない理由とは?
子どもの事ですから、いろんな理由があるかもしれません。 ただ、年少さんのように「通い始めたばかり」だとすればやはり考えられる理由は一つなのです。
「お母さんと離れている時間がイヤ」 「お母さんともっと一緒にいたい」
そういった気持ちから、幼稚園いやいやが始まってくるのでしょう。
親としては、そういった我が子を見ると 「年中さんから通わせた方が良かったのか?」と後悔も少ししてしまうかもしれません。ただ、中には「お母さんと離れるのがイヤ」という理由の他の理由も隠されている場合もあります。
例としては ・友達と上手くなじめない ・給食がイヤだ など。子どもと毎日幼稚園の話をすることで、何か理由が掴めるかもしれませんので、 幼稚園から帰ってきた時に 「今日は楽しかった?」などと、幼稚園の様子を聞いてみるのもいいでしょう。また、幼稚園の先生に気になる点があったら、尋ねてみるのもいいかもしれません。
●症状はいろいろ
「幼稚園に行くのがいや」とは言うものの、 子どもそれぞれに色んな状態があるようです。
・幼稚園の制服を着替えない
制服を着ないことで「今日は家にいる!」とアピールしているのでしょう。
・家から出ようとしない
制服は着たものの、やっぱり行きたくないと抵抗しています。
・バスに乗る時になってぐずりだす
我が家の息子は、この状態でした。バス停までは難なく行けるのに、 バスに乗り出すと「お母さ~ん」と泣き出していました。
●上手く幼稚園に活かせるポイントとは?
朝の忙しい時間に、子どもが「幼稚園に行かない!」とぐずりだすとお母さんは疲れてしまいます。 こんな時のお母さんのストレスは結構大きいもので、ついやってしまいがちなのが 「行きなさい!」と声を大きくしてしまうことなんです。でも、お母さんがイライラしては、子どもにそれが伝わってしまうのです。やはり「幼稚園は楽しいもの」という雰囲気に持って行きましょう。 また、バスの通園をしていないお母さんは、幼稚園に一緒に行って、 子どもの様子を少し観察するのもいいかもしれません。
●いつまでも続くわけではない
まだ、幼稚園に行き始めたばかりの子どもは、 幼稚園の生活に慣れていません。今まで、家で過ごしていた時間が集団生活となるので子どもながらに不安を覚えているのです。でも、少しずつその生活リズムにも慣れてきます。 そして、楽しく幼稚園に通えるようになってきます。
子どもは毎日少しずつ成長していますから、温かい目で見守ってあげましょう。長く幼稚園イヤイヤが続くようなら、幼稚園の先生に園での様子を聞きながら 相談してみるのもいいかもしれませんね。
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