『明るい部屋にして下さい。』
住まいの要望のひとつで、とても重要な事でしょう。
でも、ただ部屋を明るくするために大きな窓ばかり作って落ち着かない空間になってしまうと本末転倒のような気がします。居心地の良い住まいには、適度に壁が必要で、暗く落ち着いた場所も必要なのです。
もちろん木造の在来工法は、バランスよく壁を作ることで、構造的に強くなりますので、物理的にも壁は必要なのです。
明るいところと暗いところがあると、空間に落ち着きが生まれ、居心地よい場所を作る事にもつながっていき、季節に応じて居場所も変わっていきます。