住宅[373]

【リフォーム】目的・手段の見極め方【リノベーション】

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執筆者:竹下 啓子
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リフォームとリノベーションですが、その違いは何でしょう。

用途変更を伴う改修または確認申請の必要な改築、性能を上げる工事をふくむ改修のことをリノベーションと言います。解り易い例えでは、リフォームはリフォーム業者さんにそのまま工事を依頼できますが、リノベーションは設計者が必要な工事とも言えます。昨今は、大きく間仕切りを変更したりするリフォームのことも、リノベーションといっているようですが、ここでは総称してリフォームとしてお話しします。
 
リフォームをしたいと考える時は、以下の改善を目的とするのではないでしょうか。
① 住み手の生活スタイルに合わせた間取りの変更
② 高齢者やハンディキャップを持つ人のためのバリアフリー化
③ 省エネルギー住宅への改善
④ 耐震性能の向上
⑤ 雨漏りや不具合の改善

マンションなどは、構造体を変えることがないと言う条件では、①の項目だけになると思います。②については、手摺の設置などは問題ないですが、床のバリアフリーは管理組合などの了承を経て可能な場合もあります。③はエアコンや給湯器などの交換くらいではないでしょうか。戸建て住宅のリフォームについては、注意しないといけないことがあります。まず、何を改善したいのか。次に予算をどのくらい掛けるのか。これを決めておかないと、工事金額がかなりふくらんでしまいます。

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