住宅[373]

【ヒント】介護が必要な親(車いす使用者)と同居する専用住宅

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執筆者:前田 浩貴
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①車椅子の寸法

外形寸法は、JIS規格で定められています。

幅 70cm×全長120cm×高さ109cm

このサイズの車椅子が住宅内を支障なく円滑に動けるように設計する必要があります。
 
玄関の広さ・廊下の幅・トイレの広さ・脱衣室や浴室の広さ・・・

あなたも、何となくイメージ出来るのではないでしょうか。

実は、全ての部屋で考えなくてはなりません。
 
例えば、寝室。

ベッド周りの空間です。ベッドの横に車椅子を置く事になるでしょう。ベッドから手の届く範囲に介護用品も収納出来るといいでしょうね。

②介護者のスペースも考える

介護される方の事は、皆さんよく考えているようですが、介護者についてはあまり配慮されていないように感じます。

これは、車椅子使用者(介護される人)がどの程度、自分で動けるのかにより変化します。

介護者=家族と考えると、親世帯と子世帯の動線を考える必要があります。

ま、ここが一番難しいところかも知れませんね。

車椅子の動きを確保して、プランバシーを守り、介護するために行きやすい動線。

どれも大切ですが、それぞれは反対の事を言っているように感じます。

実際の家づくりには、これにプラスして予算や敷地の制限などがあります。

お互いが気持ちよく暮らせるようにしたいですしね。

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