住宅[373]

二世帯住宅はバリアフリーが当たり前?増改築時に知っておきたい事

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執筆者:竹下 啓子
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新築の戸建住宅やマンションの場合そのほとんどが、バリアフリー住宅というのが標準となってきています。
ここでは、既存の住宅を二世帯住宅に増築改築する場合の話をしたいと思います。
 
バリアフリーは、床の段差を無くすことが重要です。
建具を建具職人が作っていた頃は、ドアの下に見切り框があり、2cmほどの段差があります。歳とともにこれにつまずき易くなったり、爪を剥がすなどのけがをすることがありますので、下枠は外すか、フラットな枠に替えましょう。和室の床が上がっている住宅も多いと思います。ここもフラットな床にしたいですね。

ところが、和室を洋室にする施工は難しくないのですが、和室のままバリアフリーにするや洋室を和室にする場合は、問題があります。2階などは梁が有り床を下げられないとか、大引きや根太などを組み替えたりと費用が結構掛かります。生活面でも、親世帯は和室の方がいいとは限りません。布団の上げ下ろしは辛いし、ベットの方が寝起きもしやすいので、可能なら床暖房敷きのフローリングなどをお勧めします。寝室の側には洋便器のトイレも設置しましょう。

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