この場合の決断は、家族の成長ですね。実際にお施主さんにお話頂いた場面です。
前田 「具体的に何があったのか教えて下さい。」
施主 「子供が大きくなって、部屋が狭くなってきたんですよ。」
前田 「なるほどね、どうして部屋が狭く感じるのですか?」
施主 「部屋におもちゃが増えてきたし、走ったり、とび跳ねたり大変なの。」
前田 「それは元気なお子さんですね。」
施主 「そうなんです。今、アパートの2階に住んでいるのですけど下の階の方や隣の方にうるさくて迷惑を掛けているので・・・・。」
前田 「迷惑なんですか?」
施主 「そう、小さな子供がいる家族なら理解していただけるのですが・・・・」
施主 「下の階の方に『静かにしてもらえませんか』と言われました。」
前田 「それは大変ですね。で、静かに出来ますか?」
施主 「出来ないから、家づくりを決断したんです。」
前田 「なるほど、静かにしない時はどんな対応をされるのですか?」
施主 「え!子供に『静かにして』と言うんです。」
と、こんな会話になりました。
まだまだ会話が続きますが、ここで気づいて頂いたのは
家づくりを決断したのは、
ü 部屋が狭くなった事
ü 子供が成長した事
ü 下の階の方に「静かにして」
と言われた事では無いように私は感じました。
何だと思いますか?