住宅[373]

本物の家事分担

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執筆者:越野 かおる

皆さんは、パートナーや家族内での「家事分担」がキッチリと出来ていますか?

今や、6割以上の世帯が「共働き」なのに対し、家事の分担がなかなか上手く出来ていないご家庭が多いような気がします。そうなると女性への負担が多くなり、仕事と家事、育児との両立が困難になり、やむなく離職したり、子供を作らない選択をしなくてはいけないカップルも増えてきます。これって、皆さんが目指す日本のカタチ?

よく耳にするのが、「ゴミ出しはやっています。我が家の家事分担はバッチリ!」なんていう男性も多いのですが、実は、玄関に置いてあるゴミを「出すだけ」では、本物の家事分担をしているとは言い難いですね。

「ゴミ出し」を例に挙げると、ご主人が「ゴミ出し担当」であれば、分別ゴミ毎の収集曜日もしっかり把握して、自分でゴミをまとめて出すこと。更には、ゴミ袋の在庫が切れたら買い足す手配(奥様に頼んでもOK)をすること。要するに、ゴミ出し担当であれば、他の家族やパートナーに対して「ゴミ出し」に関する一切の気を遣わせないのが、「本物のゴミ出し担当」なのです!

本当に「家事」は、たいへん奥が深いものなのです!!!

しつこいですが、「ゴミ出し」と言っても、ゴミをまとめて出す他に、各部屋のゴミ箱のチェック、ビニールの入替え、という作業だってあるんですよ。そこまで気を遣って「家事を分担している」と胸を張って言えるのではないでしょうか。

最近では、ゴミ収集日を事前にメールでお知らせしてくれるサービス(無料)もあるようです。これなら、奥様がヤキモキして口を出さなくても大丈夫そうですね。

ファイナンシャルプランニングの中でも、家族のライフプラン実現のために家計の節約や資金運用などのあらゆる手を尽くしても収支が赤字続きになってしまう場合は、「奥様にも働いて頂いて家計を立て直す」というリーサル・ウェポン(最終手段?)を出します。もちろん、家事だって同じですよね。

家族というチームで助け合い、役割を分担しながら「楽」しく生活できるのが理想です。もちろん、お互いに無理は禁物なのですが・・・

著者にも「家事が楽になるような間取りにしたいです。」というご相談も多いです。しかし、上記のような女性の根本的な負担が軽減できていなければ、どんなにお金を掛けても解決できない場合もありますよね。

それでも「本物の家事分担」は難しい。そうお考えであれば、家族内でのルールを決めて、お互いに気持ち良く生活できるように工夫できればベストですね(^-^)

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住宅総合ランキング2024/11/21 更新

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