教育[725]

きちんと挨拶ができる子どもに育てるには?

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執筆者:門衛 教育運営チーム

子供の個性ってとても大事ですよね。 よく笑う子、おしゃべりが大好きな子、大人しい子、優しい子、元気な子。 どの子も、その子なりの個性があって素晴らしいと思います。

成人していない子供達は親から守られて育っていますが、いずれ成長して巣立って社会に出ることがあります。

その時に子供達が困らないように親が社会のマナーを教えておくことは、とても大切なことなのではないでしょうか。

●挨拶の大事さ

学校だけでなく、挨拶をする機会ってたくさんありますよね。 朝起きたら「おはよう」という挨拶、朝食や昼食を食べる時に「いただきます」、出掛ける時は「行ってきます」という挨拶。

日常的に挨拶を使う機会は多々あります。

通学中は近所の人に会ったら「おはようございます」と声をかけるのが基本だった昔ですが、今ではこうした挨拶に関する意識も希薄になっているような気がします。

我が子の小学校や中学校時代の時の事を思い出すと、我が子の友達がよく遊びに来ていましたが「おじゃまします」「おじゃましました」が言える子は、きちんと靴を揃えていたのを思い出します。きっと、親から言われていたのだと思います。こちらから話しかけても、対応がしっかりとしている子供が多かったです。

逆に黙って入ってくるような子供も中にはいました。その子は、いつも靴が逆向きのままとなっていました・・・。

親から教えられている子供は「挨拶」は他人とのコミュニケーションの基本だということが分かっているようです。 しかし、親からしっかりと教えられない子供達は、上手に大人とのコミュニケーションがとれない子供が多いのではないでしょうか。

●挨拶がちゃんとできない人は損をしてしまう

大人の世界でも、こちらから「おはようございます」と声をかけているのに、返事をしてくれない人がいます。 こういった場合、挨拶をした方が何だか嫌な気持ちになりますよね。 次に会った時に「こちらから挨拶してやるもんか」くらい印象を悪く持ってしまうこともあります。

人間は感情があるので、自分から挨拶をした時に笑顔で答えてくれる人と、そうでない人では相手に対しての印象は違います。 人間同士の関係を築いていくには、挨拶は必須なものです。 この基本である挨拶ができない人は、人から印象を悪く持たれてしまうという「損」をしていることになります。

自分の子供が将来、損をしないためには、幼少時からの習慣として「挨拶」をさせることが大切です。

●小さいうちから習慣づけておくには

小さい時に教えなかった子供は、周囲への挨拶に対して鈍感であったり、重要視していないことが多いでしょう。 そのため、急に大きくなってから「挨拶するように」と教えてもなかなかできないことがあります。

しかし、言葉を発するような幼少時から挨拶を日常化することで、挨拶の重要性が分かってくるでしょう。

人と人のコミュニケーションの基本はまず「挨拶」です。 大人がお手本になってみるのが大事です。

例えば散歩中に近所の人にあったら「こんにちは」と言います。 言葉が話せるような子供だったら一緒に言ってみましょう。

また、ご飯を食べるときは「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」と家庭でも習慣づけます。

出された食事を食べることは、食べ物に対しての感謝、または作ってくれた人への感謝なのです。 とても大事なことです。 同様に、「ごちそうさま」もですね。

また、些細なことでも構わないので、親が子供に対して「ありがとう」や「ごめんなさい」を伝えるようにします。 何かをしてらったら「ありがとう」という感謝の気持ち、悪いことをしたら「ごめんなさい」という謝罪の気持ちをきちんと言えるように子供に教えていきたいものです。

子供達が大きくなって、社会に出た時に困らないように親が教えることが出来るものは教えておきたいものですね。

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