教育[725]

子どもの躾につながるシンプルな声掛け

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執筆者:立石 美津子
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先日、近所の皮膚科に行きました。3歳くらいの子どもを連れた親子。雨が降っていました。待合室に入って少し濡れた子どもの身体を拭きながら「濡れちゃったね。ごめんね」と謝るお母さん・・・
 
そして椅子に座りました。子どもが足をブラブラさせると「ほら、人に迷惑がかかるでしょ。ブラブラさせないの・・・」親だけがずっと喋りかけています。「○○さん」と呼ばれました。「ほら、お返事ちゃんとして~」と叱ります。

まだ言葉があまり出ていないので一切声を出しませんが「うるさいなぁ」の顔付をしています。
 
子どものために良かれと思って一生懸命子育てしているのでしょう。
 
でも、雨に濡らしてしまったからといって召使いのように身体を拭き、更に謝る・・・・そして、今度は王様のようにあれやこれや命じる。

同じ状況になった時、次のように言ってみるだけで随分と子どもが受ける印象は違ってきます。
 
 「大雨で濡れちゃったね。今拭くからね」

 「足をブラブラさせないで」

 「呼ばれたね。返事しようね」

なんとシンプルなんでしょう。

色々言葉をかけるのはよいことですが、余計なひと言を入れてしまうとよくない結果に。牛乳こぼしたからと「ごめんね」と謝らせる人がいます。牛乳に謝っているのか親に対して謝罪させているのか?謝らせること自体、意味がありません。詳しくは過去の記事をご覧くださいね。
 
>>「子どもに謝らせる前に親が知っておきたいこと」<2000view over!>
 
>>「公園デビュー前に読んでおきたい記事」
 
あれこれ考えないでシンプルに言葉をかける方がいいこともありますよ。

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