2020年の東京オリンピック開催に向けて、小学校でも本格的に英語教育を取り入れるという話が出ています。
それ以前にも、幾度となく小学校での英語は話題になり、実際、「総合学習」の中で取り入れられ、かなり本気で導入している学校もあります。就学前から子どもを英会話教室へ通わせる親御さんも少なくありません。
「小さいうちに英語に慣れさせたい」という理由がほとんどです。
幼少期の英語教育は本当に効果があるのでしょうか?
学習塾で30年間、中高生に英語を教えてきた立場からこの問いに答えるなら、
それは「NO」です。さらにいうと、幼少期に英会話をやっていた子ほど英語の力が伸びません。
逆に中学受験の勉強で、小学校時代は算数・国語の勉強に追われ、英語には全く触れてこなかった子の方が、真綿が水を吸収するように英語力を伸ばしているのが現実です。
これはなぜか?私なりに分析します。