貯蓄・投資[67]

【折込チラシの見方】高額な物やサービスで失敗しない読み取り方

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執筆者:太矢 香苗
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新聞折り込みチラシでは、価格の安さで勝負の食品や日用品の激安チラシがインパクトでまず目を引きますが、新聞折り込みには、購入頻度が一生に1度か2度、価格も数十万円から数千万円の物件(商品)やサービスのチラシもあります。

今回は、高額物件(商品)やサービスのチラシの読み取り方についてお話しします。

高額な買い物や契約例には、次のようなものがあります。

・住宅(戸建、マンション)

・リフォーム工事

・保険契約、金融商品の契約

・美容整形、歯科矯正 

・葬儀、お墓

こちらの例については 

・一生に一度あるか、ないか。以前の経験は親の代ということもある。

・商品やサービスに「定価」があるようで、ない。

・販売者と消費者の合意で価格形成されることもある。

・現物(目の前に商品があり、それをやりとりする)ではなく、将来の保障や、将来入手できるサービスの見込みの契約であることが多い。

上記の結果、「消費者には想像力と注意力が求められる」という特徴があります。

 消費者と販売者の関係をまとめると次のとおりです。

 消費者  販売者
 高額、支払が長期、頻度が少なく経験が積めない  価格形成方法が消費者にはわかりにくい
 身近な人にはなかなか相談しにくい。身近な人に秘密にしておきたいこともある。  販売側が情報も経験も蓄積している
 予備知識なく交渉すると不利になりやすい  本当の価格交渉は対面から始まる

 高額な買い物や契約をする場合は、必ず複数の見積りを比較した上で、納得して選択をする必要があります。

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