団体での学校行事や地域活動などで、イベントを行う際などには「レクリエーション保険」があります。野外でスポーツなどを行うようなイベントの場合は特にリスクが高いので、運営者の方は、検討してみてはいかがでしょうか。一日当たり、一人数百円で保険加入ができます。
建設業などの企業の経営者の方にとっても、熱中症対策は重要な事項だと思います。まずは、職場環境を整え、こまめな水分補給を従業員に周知徹底をし、起こらないようにすることが第一ですが、100%起こらない環境は作れません。
熱中症は要件を満たせば労災認定されます。
企業側としては、政府労災はもちろん、任意で加入できる「労災上乗せ保険」や「傷害保険」への加入が対策手段の一つですが、それだけでは、万一のことが生じた際の高額賠償への対応ができないことがあります。
そのような事案に対応するために「使用者賠償責任保険」があります。この保険は、上記の「労災上乗せ保険」や「傷害保険」の特約として付帯できる場合もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
最後になりますが、熱中症対策とは「保険に入れば大丈夫」というものではありません。重度の熱中症は、後遺障害が残ることもあります。重ねてになりますが、熱中症にならない対策を一番に考え、暑い夏を乗り切ってください。
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2024/11/21 更新