「マイホームを建てる場合の土地選び」についてお話しします。
住宅を考える時、まず木造にするか、軽量鉄骨造にするか、鉄筋コンクリート造にするかを考えます。軽量鉄骨造は住宅メーカーに多い構造です。
延べ面積による建築物の制限の表を下記に記します。
この表から、木造住宅(在来工法)を希望されるならば、防火地域では100㎡以下の床面積の建物しか建てられません。準防火地域ならば500㎡以下で3階建てまで可能です。防火地域で100㎡を超える建物を建てる場合は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造、または1時間耐火認定を取得した木造軸組工法となります。地域地区により高さ制限などがありますので、それらも考慮する必要があります。
次に考えるのは、容積率と建ぺい率です。
何帖くらいの部屋がいくつ欲しいとか、リビングは広い方がいいとか夢が脹らみます。
そこで大体120㎡くらいの延べ床面積が欲しいとします。
容積率300%、建ぺい率100%の敷地で検討する時、120㎡の二階建て住宅の場合だと60㎡の土地があれば180㎡まで建てられると思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。敷地に接する道路との関係も考慮しないとなりません。住居系用途地域では道路の幅の4/10、その他で6/10と、定められた容積率との小さい方となります。住居系用途地域の場合、前面道路が4mの時、4x4/10で160%≦300%、容積率は160%となります。60㎡の土地では、96㎡が限度の家しか建たないので、注意が必要です。 道路が4mない場合は道路中心線から2m、向いがガケや川などは道路の反対から4mのラインが道路境界線となります。
また壁面線などが決められた地域は、道路境界線から1m~2mほどには建築はできません。土地を有効活用できるかどうかは、土地を決める前に是非建築士に相談してください。
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2024/12/03 更新