あなたは、家づくりを決断された時に何から始めますか? 私のところへ相談に起こしになる方に聞くと、土地探しから始める方が多いです。 「まず、土地がないと家が建たないからね」と言われます。
そして、「土地探しを2年しているのですが、なかなか良い土地にめぐり合わなくて・・・ どうしたら土地ってみつかるのでしょうか?」とも相談されます。
土地探しにも順番があります。 住宅展示場に行っても、不動産情報を見ても、ネットで検索しても あなたにピッタリな土地は、見つけることは出来ません。良い土地はあるのでしょうが、何が良いのかが分からないのです。
では、どのように土地探しをしたら良いのかお伝えします。最初にすることは、あなたの理想の暮らしをイメージすることです。
例えば、ご主人は1週間のうち5日はお仕事で夜遅くに帰宅されます。家に帰ってきたときは、リビングでリラックスしたい。これだけでも土地の候補は絞られます。
夜に静かな場所です。季節の良いときは、窓を開けることもあるでしょう。車の音がうるさくてテレビの音も聞こえないようでは困りますよね。
暮らしをイメージすることは、とても重要です。 「こんな暮らしをしたいから、この土地が良い」としてください。とりあえず土地・・・・では、判断が出来ません。
次に、土地を購入する準備をしてください。不動産屋にお願いして、土地を紹介してもらったとしても 「ちょっと考えます。」「次にします。」と理由もなく断ってしまえば、 次からは土地の紹介はしてもらえないかもしれません。
不動産屋は、常に土地を紹介したい人のリストを10~20人ぐらいもっています。その上位にいるときに買う準備が出来ていなくて断ってしまうとリストの一番下になってしまいます。不動産屋にとっては、すぐに購入してくれる人に紹介した方が効率は良いですからね。
具体的には、根拠のある資金計画をすることです。土地を購入する目的は、家を建ててそこで生活をすることです。
ですから、家が完成して生活をしていくまでの資金を計画してください。そして、土地に○○万円と予算を組んでください。
ここでよく間違えてしまうのは、不動産屋に条件を言い過ぎることです。コンビニ・病院・駅が近くて、○○小学校区で、緑豊かで、静かなところ・・・・ こんなに条件の良い土地は、そんなにありません。あったとしても高額になります。ご主人と奥さんが一つずつの条件にしてください。
突然ですが、あなたは不動産情報を見たことがありますか?土地の一般的な情報が記載されています。金額・面積・用途地域・建蔽率・容積率・・・・・など。
実は、不動産情報以外にも必要な情報があります。 例えば、ごみステーションはどこにあるのか? 朝や夜の渋滞や駐車車両は多いのか? 地域のお祭りなどの行事はどの程度参加するのか?
そして、もっとも重要なのはご近所さんを見ることです。土地の形状や高低差は家のプランで解決できますが、どんなに良いプランでもご近所さんは変えることは出来ませんjからね。
次が最後です。不動産屋から紹介された土地で、あなたが気に入った土地があったとします。でも、なかなか決断できません。家づくりの最初にする大きな決断になります。
30万円/坪で50坪なら1500万円になります。たぶん、これまでの人生でこれ以上の金額のモノを購入したことはないかもしれません。もう、ドキドキです。 もう少し広いほうがいいのか?安いほうがいいのか?ここで一生住むことになってもいいのか? 沢山の不安沸いてきます。
これらの不安を解消するのは、その土地にどんな家が建つのかをプランすることです。あなたのイメージした暮らしを実際に間取りにしてみて、 建物の概算金額が分かったら土地を選ぶのに安心出来ます。
もし、あなたが土地の広さで40坪がいいのか?50坪がいいのか?悩んでいたら プランをすると良いでしょう。もし、40坪であなたの要望がかなったら10坪×30万円で300万円も金額差が出ます。さらにローンを組んだとするともっと金額は大きくなりますね。
「大は小を兼ねる」で大きいほうを選ぶ方もいらっしゃるようですが、大きな金額になりますのでご注意ください。
ここで大切なのは、誰にプランをしてもらうのかです。あなたの要望が住宅会社のプラン集にあればよいですが、その様な方は少ないようです。あなたが理想とする暮らしを設計者に詳しく伝えてプランをお願いしてもらってください。
営業マンにプランをお願いするのではなく、現場経験のある建築士にお願いしてください。プランをするのには、土地を見に行く必要があります。土地をみれば不動産情報には書かれていないことも分かります。
造成工事は必要なのか?水はけは良いのか?隣家の窓はどの位置にあるのか? 風はどちらから通るのか?町並みは?電線などの障害物は無いか? 補助金の出る地域なのか?地盤の良い地域なのか? ま、色々とあります。
そして、建築士にお願いするときには必ず聞いてほしいことがあります。 どこまでが無料で、どこからが有料なのか? 有料ならいくらになるのか? その後のしつこい営業はないのか?
この3点は聞いてください。 プランが終わってから高額な請求が来てトラブルになっているケースもあります。
もし、あなたが土地探しでお困りでしたら、私に声を掛けてください。 土地を見に行って、ラフプランは無料です。(地元だけです)
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2024/11/20 更新