最近では、雑誌やテレビでも取り上げられるようになりましたが、まだまだ知られていない【ベビーサイン】についてお話したいと思います。
●ベビーサインとは
0歳からでもはじめられる、まだお話出来ない赤ちゃんと手話やジェスチャーを使ってコミュニケーションがとれる育児法です。1990年代にアメリカではじまり、2000年以降日本にも徐々に浸透して来ました。
●ベビーサイン育児の4つのメリット
1.育児がより楽しくなる手助けとなる
赤ちゃんが泣いている時、なぜ泣いているのか分かればな…と思った事は、お母さんなら一度はあるはず。
お腹がすいたら【ミルク】や【おやつ】などのサインで赤ちゃんが意思表示をしてくれるので、お母さんは助かりますね。
それに【泣く事】でしか意思表示が出来ない事から、ベビーサインでの意思表示に代わるため、赤ちゃんの泣く回数が格段に減るのです。なので、赤ちゃんもママもフラストレーションが減り、より育児を楽しむ事ができるのです。
2.話し言葉の習得に好影響がある
ベビーサインと言う簡単な言語を習得した赤ちゃんは、物の名前や、その使い方(概念)を早くに理解しています。
米国では、ベビーサインをしていた子はそうでない子よりも語彙が豊富になったと言う研究結果も報告されています。
また、お子さんとコミュニケーションがとれるのは、お母さんにとっては嬉しい事。サインをしながら赤ちゃんへの語りかけが自然と増えるのも要因の一つです。それに、何より赤ちゃん自身が、コミュニケーションをとると言う事を好きになってくれるのが、とても大きな理由です。
3.親子の絆がより一層深まる
【まだしゃべれないし、なにを考えているのか分からないから…】とはいえ、赤ちゃんを可愛くないと思う事はないと思いますが、コミュニケーションがとれる事で、+αで更に可愛いと想える事が増えていきます。
息子が1歳の時、空に浮かぶ雲を見上げて【ねこ】や【ママ】のサインをしているのを見ると、『あぁ、あの雲が今ねこやママに見えたのねぇ』と暖かい気持ちになりました。
また、小さなミニトマトを見て、不思議そうに【りんご?】のサインをしていたり、 道端にいたコガネムシのツルツルの背中を見て、【ヘルメット?】のサインをしたりと、そんな可愛い勘違いに、思わず笑顔になってしまう時間が増えるのです。
4.赤ちゃんの健康や安全に役立つ
【痛い】のサインを教えてあげると、お腹が痛いや頭が痛いなど、お母さんが見るだけでは中々気付けない身体の状態も、自分から教えてくれるようになります。
また、【熱い】【危ない】などのサインを、お母さんが赤ちゃんに注意する際に、言葉かけと共に見せる事で、視覚と聴覚のどちらにもうったえる事でより、赤ちゃんの理解が深まるのです。
いかがでしたか?たくさんのメリットがあるベビーサイン。是非育児に取り入れて、赤ちゃんとの楽しい毎日を過ごして下さいね。
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2024/11/20 更新