[乳児・幼児]「子どもの反応が薄い」でもちゃんと頭に入ってるのでご安心を

「子どもの反応が薄い」でもちゃんと頭に入ってるのでご安心を

2015/07/17

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保育参観に行ったら手を挙げずにボーッとしている、文字を書かせてもお友達のように上手に書けない、他の子に比べて何をやらせてもパッとしない我が子。不安になってきませんか。

■頭に入っていても表には出ない

大人だってこんなことありせんか?

・講演会を聞きに行って感動したけれど、ママ友に内容を説明しようとしてもうまく伝えられない

・手紙を書こうと思ったけれどもうまく文章をまとめられない。やっと書いて読み返してみたら何が言いたいのかさっぱりわからない

人間は頭で理解していることをすべて文字や言葉に出して表現できる訳ではありません。子どもだったら尚更です。まだ、この世に生まれて3~4年なんです。先生の質問にサッと答えられなくてもお手紙を書けなくても、頭の中には沢山のことが入っているので大丈夫ですよ。

■子どもがうまく喋れないときにやってはいけないこと

子どもが何かを訴えるとき「えっとね・・・・うんとね・・・」の前置きが沢山入ることってありますよね。それは頭の中には沢山詰まっているけれども、まだ自分の気持を表す言葉がサッと出てこないので、一生懸命、頭の中で翻訳中なのです。

こんなとき「きちんとママにわかるように話しなさい!」なんて叱ってしまうと、ますます焦り、緊張してしまい“吃音”の原因になってしまうこともあります。

子どもの言っていることが全てわからなくても次のように言ってあげましょう。

「ふうん・・・そうなの・・・それで・・・わあ、そうなんだ」 これで子どもは「ママにわかってもらえている」「聞いてもらっている」と感じドンドンお喋りするようになります。

■子どもが文字を書けないときにやってはいけないこと

お友達は自分の名前がしっかり書けるのに、我が子はまだやっと線が書ける程度。湯気のような消え入るような文字、幽霊のような文字です。

文字を書くには“字形の認識が出来ている”“脳が手や指先に指令したことが連動する協応性が育っている”などの条件が必要です。子どもにより発達のスピードは異なりますから友達と比較して焦らせてはダメです。

「どうして○○ちゃんのように書けないの」と叱ったり赤ペンで添削すればするほど、文字を書くことが嫌いになってしまいます。

なんと読むか判別不能な文字を書いていても「まあ、頑張って書いたのね。ママにお手紙くれたのね」と言ってあげましょう。益々喜んで書くようになります。文字なんて書けば書くほど整った綺麗な字に近づいていきますから心配いりませんよ。

■見学している下の子

上の子より下の子が要領がいいってことありませんか。赤ちゃん時代から“どんなことをしたらママに叱られるか”上の子の行動を実によく観察しているのです。

よく上の子の習い事の幼児教室に抱っこされて一緒に見学している下の子。教室の後ろで見学しているだけです。でも、反応はしなくても頭の中にいろんなことが入っています。

しかも授業を受けている当事者のように注意されたり、急かされたりすることもありませんのでとてもいい環境です。この抱っこされていた赤ちゃんがお兄ちゃんが入会したのと同じ年齢に教室に申し込むと、スタート時点でいろんなことが出来るようになっているものです。

子どもが0歳のとき、本人は言葉を話さなくても「オムツ変えようね」「おっぱい飲もうね」語りかけます。すると1歳過ぎた頃から言葉らしきものを話すようになってきます。 もし「この子はまだ喋らないから話しかけても無駄」と何も語りかけず世話をしているだけですと言葉が遅れます。

“表現と理解”表に出てくるものは氷山の一角なんですよ。反応がなくてもドンドンインプットしましょうね。

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