「いいママでいなくっちゃ・・・」「母親なんだから○○すべき・・・」
いつの間にか自分に高いハードルを与えていませんか?元々、子どものために良かれと思ってはじめたことでも、ストレスになったり嫌々やっているようでは却って子どもには悪影響ですよ。
そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がこれを止めたら楽になったについてお話ししたいと思います。
■キャラ弁
SNSにアップされた芸術作品と見誤るかのような凄いキャラ弁の数々。元々、料理が得意な人は手芸やビーズのように趣味化してお弁当作り・・・。そして、毎朝、これを作るのが楽しみになっています。更に写真撮影して「今日はこんなの作りました」とフェイスブックやブログにアップします。
でも、どちらかと言うと料理が苦手なあなた。これを見て焦ったところで同じことが出来るはずがありません。人の真似をしないで、鮭弁、のり弁、日の丸弁当でも十分です。昨日のおかずの残りを入れたり、今は便利な冷凍食品があるのですから活用しましょう。
それから、出かける前から眉間に皺を寄せてお弁当作りしているママの顔を見るのは子どもにとって嫌なものですよ。
また、一生懸命作ったお弁当を残されたら「せっく大変な思いをして作ったのに・・・」と子どもが帰宅するなり余計な一言を言いたくなるかもしれません。よくありませんよね。
■週末の無理な外出計画
月曜日は「昨日、ママとディズニーランドに行ったんだ」の話題で盛り上がります。ネット上には「お出かけナウ!」とママ友が楽しいお出かけ風景の写真をアップしています。
そんなとき「明日、保育園で共通の話題を出せない我が子が不憫だ」と無理してお出かけ計画を立てる人。平日、育児と家事で疲れ果て、土日はゆっくりしていたいのに毎週、出かけてお財布も身体も悲鳴を上げています。
子どもは遠出するのも嬉しいですが、近所のスーパーでママと一緒に材料を選んで一緒にお菓子作りや夕飯作りをするのもとても幸せなのです。
たまには観光地に行くのもいいですが過密スケジュールを組むのは止めましょうね。週明けからママも子どもも疲れてしまいます。
■すべて手作りにこだわる
玄米、無農薬野菜、有機野菜、出汁もゼロから手作り。でも毎日ですと費用も手間もかかります。たまにはお惣菜やレトルト食品に頼るのも良いのではないでしょうか。
離乳食も赤ちゃん用なので保存料などの添加物も入っておらず、カロリーや栄養のバランス、味もプロが考えていて優れものが沢山売られています。毎日ですと「?」ですが、たまにはパウチされたレトルト離乳食を使うことに罪悪感を感じることはありませんよ。
■絵本の読み聞かせ一日10冊
絵本の読み聞かせが子どもの語彙と心を育てるのは確かです。でも「毎日、必ず10冊は読み聞かせする」と自分にノルマを課してしまうと、楽しいはずの読み聞かせもだんだんしんどくなってきます。
最後の方は棒読みしたり早口で読み聞かせしていたり・・・更に子どもが聞いていないと「なんでよそ見するの!しっかり、ちゃんと聞いていなさい!」と叱りたくなります。
これでは何のために絵本を読んでやっているのか本末転倒ですよね。
もともと、上昇志向の高い人、完璧主義の人が子育て本を読んだりネットサーフィンしたりします。本当にいい加減な人、ネグレクト系の人はこのサイトにアクセスなんかしません。だから私がこの記事を読んだ人が“いい加減なことをする”とは思えません。
一生懸命なあなたは少し手を抜いたほうが、これから続く長い子育てやっていけると思いますので参考にしてくださいね。
※この記事を書いた立石美津子さんの著書
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2024/11/22 更新