手軽で身近なファーストフード店。 いまやファーストフードと言っても、その種類はハンバーガーショップに限りません。 ピザや牛丼屋さんもファーストフードですし、ドーナツ屋さんもファーストフードと言えます。 ファーストフード店の魅力といえば、なんと言っても安くて美味しい物が早く提供されることですね。 チェーン店で土地を選ばずにいつでもどこでも食事を楽しむことができますし、手軽に口にできるのでもはや毎日の生活には欠かせないものになってきました。
子どもを育てていく上でも、ファーストフード店は忙しいお母さん達の強い味方です! ファーストフードは味も濃くてついつい病みつきになってしまうのですが、その味は子ども達も大好きです。 身体にはよくないという情報は耳にしつつも、その手軽さに惹かれて子どもに食べさせてしまうこともあるかもしれませんね。 では具体的に子どもがファーストフードを口にすることは、どうしてよくないのでしょうか?
まず子どもにもっともよくない影響と言えば栄養のバランスが偏ってしまうことです。 ハンバーガーとポテトをお昼ご飯に食べたとしたら、あきらかに野菜不足なことがわかります。 大人でも栄養のバランスが偏ってしまうことはよくないことですが、子どもはまだまだ成長途中なのです。 毎日毎日、身体は食べたものから作られていきます。 大人になってしまうと身体が作られている感覚がわかりにくくなると思いますが、身長が伸びている子どもは身体の中身も成長段階です。
外からはわからないですが、内臓や脳みそも日々成長しているので食物からの栄養素は大切です。 よく妊婦さんは食べ物を気にしている印象がありますが、妊婦さんが食事をしてからどのくらいの時間でお腹の中の赤ちゃんに栄養が運ばれるか知っていますか? 赤ちゃんがお腹の中にいるときは胎児と呼ばれますが、妊婦さんが食事をしてから2時間後には胎児に栄養が送られると言われています。 人間の身体は食べたものをわずか2時間で消化し、栄養として身体に取り込むことができるのです。 1食1食の食事が身体にいかに大切かわかります。
またファーストフードを食べ過ぎると太りすぎてしまう危険もあります。 子どものうちから太ってしまうといじめの原因になってしまうかもしれませんし、あまりいい状態とは言えません。 ファーストフード大国のアメリカでも肥満は社会問題になるほど大問題と言われていますね。 アメリカでは肥満だと就職すらできないということをご存じでしょうか? 日本ではそこまでの軽蔑はされませんが、アメリカに行くと肥満は自己管理ができない人だと思われてしまうのです。 ファーストフード大国ならではの社会現象ですが、日本も食の欧米化が進んでいるのであまり他人事ではないかもしれません。 太っている事が健康に良いという話はないので、子どもの将来を考えると食べ過ぎには注意したいですね。
他にも子どものうちから肥満になってしまうと背が伸びにくいという説もあります。 肥満になると背を伸ばす成長ホルモンが分泌されにくいことがわかっています。 やはり未成年は身体を成長させるための食生活が欠かせません。
しかし一度その美味しさを知ってしまうと中毒性があるかのように食べたくなってしまうのが、ファーストフードです。 突然やめるのは難しいですし、このご時世でファーストフードを絶対に食べない!という生活の方が難しいくらいかもしれません。 そのためファーストフードの頻度を減らすなどして、上手に付き合っていくことが必要になります。 無理やりファーストフードを禁止するのではなく、自然に離れていく方法を考えましょう。 お母さんにとっては少し手間のかかる事かもしれませんが、家での食事も充実させてあげてみてください。
家で食べても冷凍食品やお惣菜ばかりの味気ない食卓では、家での食事の魅力がありません。 お子さんは、他に美味しいものがないからファーストフードが好きなのではありませんか? お母さんの手料理で大好物がたくさんあれば、ファーストフード店にいかなくても美味しくて大好きな物を家で食べることができますよね!
また食に興味を持たせるという観点では、一緒に料理を楽しむのもいい方法かもしれません。 食べることが好きな子どもは、お料理の楽しさを見出すのにそこまで時間がかからないのではないでしょうか? 子どもも1人の人間なので好みはありますし、自分の意思もあります。 好きなものを手作りで作ってみてはいかがでしょうか? 家で特製ハンバーガーを作ったとしても、添加物や化学調味料の事を考えるとファーストフード店で食べるよりはよっぽど健康的です。 料理の時間は親子のコミュニケーションにもなりますし、食育の一部として挑戦してみてはいかがでしょうか?
教育総合ランキング
2024/11/23 更新