曹植は兄の魏の文帝曹丕から憎まれ、七歩歩く間に歌を一編作れ、さもないと死刑にすると言われ詩をつくりました。兄弟で憎み合う、骨肉相争うことの愚かさを詠みました。
豆を煮るに豆殻を燃やす。
豆は釜中に在って泣く。本是れ同根より生ず。相煮る何ぞはなはだ急なる。
同じ両親から生まれた者なのになぜ兄は弟にそんなに辛く当たるのか、という意味です。今日では故事として「豆を煮るに豆殻を以てす」として使われます。その原因は両親が兄弟を比較して育て、弟を可愛がりました。その結果、曹植は兄の曹丕から憎まれたのです。
兄弟姉妹の精神的葛藤は乳児期からみられ歴史的な遺伝子の中にその原因が組み込まれているかのような振る舞いとなって表れます。それ故に「第二子以降の出産を迎える家族の問題」として考えられます。
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2024/11/24 更新