「8時までに朝ご飯を食べ終わらないと、出かける前に後片付けができなくて、夕方帰ってから洗うことになるでしょ。がっかりだよ。」
「仕事で疲れて帰ってきたときに膝に乗ってくると、ゆっくりくつろげなくて、悲しいんだ。」
イラッとするときもこんな表現で伝えることができれば、感情的に怒りをぶつけて自己嫌悪に陥ることを減らすことができます。
また子どもも、親がいやだと思う行動をわかりやすく言っているので、協力しやすくなりますし、伝えているのは影響に対する親の感情ですから、子どもが全否定されたように感じることは少なくすみます。
瞬時にこのような伝え方をするためには、トレーニングが必要ですが、怒ってしまったあとでも、いやだったのは子どものどの行動? 自分への影響は? 影響を受けてどんな気持ちだった? と自分に問いかけてみることは出来るでしょう。
そうすることで、自分はこんなことを悲しいと思っていたんだ、こんなことがいやだと感じる人間なんだ、ということがわかり、それだけで不思議と心が落ち着き、怒りが収まることもあります。
怒らないようにしようと自分の気持ちにふたをしても、なくなるわけではありません。
大切なのは、怒りの奥にある感情に気づき、それを率直に伝えること。
自分が楽になるだけでなく、親子の関係を暖かいものにし、子どもの自主性を育てるという効果もあります!
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2024/11/23 更新