②共依存関係から脱出する
「成人した自分の世話をやきたがる、母から生き甲斐を奪ってはいけない。私がいないと母はダメになる」と思う気持ちは、アルコール依存症の夫を持つ妻の気持ちに似ています。
アルコール依存症の夫を持つ妻が一見、夫を立ち直らせようと努力する。
でも、妻自身に自分がなく、ダメ夫の世話を焼くことだけが妻の存在価値になってしまっていると「ちょっと一杯だけ、これで最後にするから」の命令に結局は従ってしまう。実は「このままで居て欲しい」という気持ちが隠れているからです。
これが深層心理にあると夫のアルコール依存は治らないというものです。
同じように「娘依存症」のお母さんに「別の世界を持ってほしい」「子ども以外にやりがいのあるものを見つけてほしい」「母が重い、うっとうしい」と思いながら実は「まだ私が“困ったちゃん”でいて世話を焼いてもらおう」という気持ちがあります。
これを“共依存”と言います。これを断ち切るのです。「私がいないと母はダメになる」と思わないことです。
「お母さんはお母さんの楽しみを見つけて~」と思うことです。
③堂々とお母さんより幸せになろう
母の娘への妬み。
昔話のどんどん美しくなっていく白雪姫やシンデレラを妬む母親のよう。
ビジネスで成功している娘、生き生きと外で仕事をしている娘。
何だか羨ましいと思っているお母さん・・・「一体、外で何をやっているの?毎晩、遅いのね。私はあなたの歳にはもうあなたを生んでいたわよ。そして、仕事を捨てて専業主婦になったのよ。折角、苦労して育てたのに私を独りにして」と娘の幸せを妬む言動が見えたら要注意です。
「苦労して自分を育ててくれたのだから、母以上幸せになってはいけない」と思わないこと。あなたがあなたの人生の主役。堂々とお母さんが出来なかったことをしていけばいいのです。
娘が遣り甲斐を持ってしていることに水を差すような言葉を出すのはちょっとおかしな感情。「色々言われているけどスルーしよう」でいいのです。
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2024/11/21 更新