子どもの行動がいやだなあ…と感じ、そのことについて言っても伝わらないと、親は言うことをきかない子、わがままな子、と育てにくさを感じたり、性格だから、反抗期だから、と諦めてしまったりしているかもしれませんが、子どもが行動を変えない理由は、案外親の表現方法にあるのかもしれません。
子どもが日ごろ口にする言葉の多くは、周りの大人たちから学んでいます。
このように親が相手を責めるのではなく、自分の気持ちを表現することは、子どものお手本となり、子どもの自己表現力を伸ばすことになります。
兄弟喧嘩の種も「僕もやりたいよ。おにいちゃんがずっとやってて悲しい。」「今いいところなんだよ。何とかここだけクリアーしたいんだ。」と、気持ちを表現できるようになれば、喧嘩に発展しないだけでなく、「わかった!じゃあ頑張って!」「うん。急いでやるね!」といった微笑ましい光景になるかもしれません。
ただしだからといって、親がいつも自己表現をして自分の気持ちを押し付けるばかりでは、フェアーではありませんし、効果的でもありません。
日頃子どもの話も聞き、子どもが自分のことも尊重されている、と感じられる信頼関係が築けていてこそ、子どもも親のために行動を変えようとします。
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2024/11/23 更新