[家庭のこと]【個性を受け入れる】家庭で行なう教育とは

【個性を受け入れる】家庭で行なう教育とは

2014/03/14

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親が立派なのは「不完全な人間が一生懸命に努力して親になろうとしている」からです。親はそうして生きてきたのです。

人と人は出会いの中で、お互いの長所や短所を認め合い、補い合って生きていくものです。結婚して夫婦となり、子どもを得て家族ができ、生活して成長するのが家庭なのです。

つまり家庭で行なう教育とは「親になろうと一生懸命努力することを教える」ことなのです。

一生かかっても完全な人になれないかも知れませんが「不完全な人間同士が一生懸命に完全になろうとする営み」なのです。

親だからと言って一方的に「親の価値観や生き方」を押し付けてよいものではありません。親と子の出会いは奇跡的なことなのです。家庭は、親子の出会いから始まり、感謝や尊敬の気持ちを持って、時にはお互いの欠点や長所を認め合い、許し、補い合い、共に成長する場所なのです。

欠点も長所もすべて引き受けることができる人になるための訓練の場所なのです。

家庭を単位とする親子は「愛情によって結ばれた素晴らしい関係にもなり得るし、親子であることから不幸が始まる」ということもあります。

かけがえのない絆だからこそ難しいことがたくさんあるのが家庭なのです。

「すべてを引き受けることができる人間になるためのレッスンが始まるところが家庭」なのですから、家庭で行なう教育とは「不完全な人間が一生懸命に努力して親になるために、共に努力」することを教えることなのです。

みんな同じようなおとなになってしまったらどんな世の中になるのでしょう。

みんな違った個性を持って、人と人とのつながりを持った社会。「みんな友達、友達の輪、みんなちがってみんないい。」ということを教えましょう。

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2024/11/23 更新