子どもが質問をしてきたので答えた。なのにまた同じことを聞いてくる…同じことを何度も聞かれて、「さっきも言ったでしょ!」と言いたくなることはありませんか?
あるいは質問に答えても、子どもは浮かない様子。せっかく一生懸命考えて答えたのに、その答えを否定されることも。「聞かれたから答えたのに、全くもう!」と思うことはないでしょうか。
わが子が何かを聞いてきたときには、誠実に答えてあげよう…というのが親心というもの。
それなのに何度も同じことを聞かれたり、答えを否定されたりで、何かちぐはぐな感じ、割に合わない思いをすることがあるかもしれません。
こんなことがどうしておこるのでしょう?
こんな場面を考えてみてください。
明日の保護者会で役員決めがあり、自分はまだ役員をやっていないとき。
夫にこんなことを言いました。
妻「明日の保護者会で役員決めるの…どうしよう?」
夫「やりたい人に任せておけばいいんだよ。」
妻「でもやりたい人がいないこともあるし、役員をすると学校の様子がわかるって言うし…。」
夫「だったらやればいいじゃないか。」
妻「でも人間関係とか色々大変そうなのよね。どうしよう…。」
夫「今からそんなこと言ってて、務まるわけがないじゃないか。」
妻「わかった。もういいわ・・・。」(あ~!言わなきゃよかった!!!)
夫「・・・。」(聞かれたから答えたのに何で怒ってるんだ?)
妻からの「どうしよう…。」に夫は答えています。けれども2人がスッキリしないまま会話を終えたのは、こんなとき妻は夫に「答えや意見」を求めているのではないことが多いからです。
保護者会の役員決めは1年間の生活に関わる大切なこと。それが決まるのを前日に控え、どうしたものか…と「ものすごく迷っている」「悩んでいる」「決められずに困っている」心境であり、そんな気持ちでいることを「わかって」ほしい「聞いて」ほしいのです。
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2024/11/20 更新