意外な副産物が嬉しいピアノ教室。お考えがあれば幼児期に始めることをお勧めします。
手の大きさから考えて4歳くらいからがオススメと言われていますね。
先生の伴奏に合わせてスキップしたり小走りしたりと音楽には早さの違いがあることを体で学びます。音符と休符を知り、止まった時には楽譜が空欄ではなく休符があり、休符は拍を空けるということなどを学びます。
手をたたいてリズム感を鍛えることや音当てクイズなど工夫されたレッスンはあっという間に時間が経ちます。幼児は、だいたい30分から45分程度のレッスンです。
ソルフェージュというドリル形式の書き込み式問題集で音符を書くのですが、八分音符足す四分音符などをピザに見立てて丸を書き、を四等分したり八等分したりしてから足すと言う発想を教えてもらい、算数の要素があり、分数の基礎になったと思います。
ひらがながやっと書けるようになったときに習いだした子がソルフェージュのテキストにはひらがなとカタカナ混じりで書き、ピアノ教室でカタカナを覚えたなんて話も聞きます。
字への興味も持たせてくれるなんてお得ですね。
他の習い事と違って一対一の、しかも大人とみっちりという時間は緊張感があり良いです。
家での練習をしてきたかしてきていないかは先生には一目瞭然です。わが子の場合は練習した分だけもらえるシールを大切にしていて可愛かった思い出があります。
前の時間の子がレッスンしているのを見るのも刺激的ですし、年に一回の発表会は親としてもドキドキです。大勢の前で伴奏に合わせて頭を下げピアノに向かいレッスン通りに弾くという一連の動作は忘れられないものとなるでしょう。
挨拶や自己申告など、大人と話す機会を設けてくれ先生も手を抜かず親に聞かず子供に聞いてくれ受け答えの基礎になるといいます。熱心な先生の場合は発表会前には特別レッスンしてくれるなど、意気込みが伝わって来て子供も自然と頑張りますね。
ピアニストになりたいわけではないですが、親子で根気を学べます。
小学生などから始めると字も読めるので最初から楽譜を読みピアノを弾くレッスンになりますが、幼児期には導入に時間をかけることがすごくためになります。
左手の動きなど難しいことも先生がサラリと進めてくれるので器用な子は何の壁も感じずできてしまいます。両手で弾くという難題もやってこなしてしまうのだとただただ感心することでしょう。
子どもは先入観のないのでその場に合わせてこなしてしまう能力は素晴らしいです。驚かされることばかりです。
落ち着きのないわが子もピアノを始めて優雅な動きの先生の前ではおとなしくしていましたし、上達しようと頑張っていました。
わが子の場合は小学三年生でやめてしまいましたが、小学校で四年生からの鼓笛隊の時にはまだ楽譜を読めると言っていて嬉しかった覚えがあります。
絶対音感があるわけではないですが、今でもテレビで聞いた音楽などすぐに覚えてしまいます。6年程度でも体にはしみついているのですね。
女の子の多くは自分からピアノ習いたいと言う時期が来ますが男の子ではあまり言い出しません。
しかし誘導するとピアノの大きさに感激し音が出てくることに興味を示しピアノの構造にも夢中になっていました。着眼点が面白いですね。
もうピアノを弾くことはないかもしれないですし、記憶の片隅でしょうが、親としてはかけがえのない二人三脚の習い事だったなとしみじみしてしまいます。
是非、男の子、しかも幼児期にピアノを習うことをお勧めします。意外な発見や副産物ありで、親子で得した気分になれます。
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2024/11/22 更新