中学校でダンスが必須となり、今まではテレビの中の出来事だったダンスなどの表現方法が身近になりました。
日本人でもリズム感やステップの踏み方などが注目されています。日常生活でも他のスポーツでも体幹を鍛えるのにダンスは有効なようです。
誰しも成長に従い人前に出ることは恥ずかしく思い、ドキドキします。幼稚園や保育園でも発表会などはありますが、ミュージカルの舞台はもっと本格的で親でも身内でも客席から観客として観覧するので真剣さが全然違います。
少しでも早ければ、幼児期の未熟さゆえの度胸を存分に生かし、ステージに上がる経験をしておけます。
そういった経験が後々、大きく役に立ちます。自分でもこんなことが出来たのだと言う自信になるのです。その勇気と経験値は小学生の時期に非常に大切な感情です。
友達が経験していないことを経験した、しかもそれがすごい緊張感だった、それを自分は乗り越え成功したという成功体験は成長過程においてとても重要です。
幼児期のミュージカル教室が最近では増え、楽しいレッスンばかりです。発声練習から発音練習などのレッスン。柔軟体操や器械体操などを取り入れたレッスン。
そういった基礎から、セリフを覚えダンスを覚え、出演者で合わせるという難しい部分までの一連の作業がステージに集約するので必死です。
大人の役者も出ることがあるので厚みのあるステージになります。衣装やメイク、音楽や照明などどれをとっても学校では出せない雰囲気です。大人が必死に作り上げるものを間近で見るのも素晴らしい経験です。
指導者は経験者やプロの人なのでかなり質の高いレッスンが望めます。最初は覚えるだけですが、進んでいくと深みを求められプロの手腕で役決めオーディションなどもあり、ただの習い事の域を超え、子役アカデミーさながらな感じは親を大満足させることでしょう。
実際、本格的に役者やダンサーを目指そうという子も出てきます。そういう子には外部の本当のオーディションへの道もあり、アニーや劇団四季などを意識していくことも自然な流れに感じます。
着たい衣装や、主役などやりたい役に選ばれない場合ももちろんあるし、歌が覚えられなかったり、あがり症で本番が怖いなど、様々なことを乗り越えて本番を迎えます。
でも、チームとなって作りあげ、誰一人欠けることが出来ないものだと子供心に気付きます。とにかくやるしかないのだと。
幼稚園や学校とは違う仲間と一緒に得られない緊張と満足感を得られます。親の協力も大切です。一緒にビデオでおさらいしたり、子どものレッスン風景を録画して見せてみたりと、工夫が必要です。
モチベーションが下がることもあるでしょう。壁にぶち当たることもあるかもしれません。あまり追い立てず、まずは楽しもうという気持ちを思い出させます。
本番の日は朝からドキドキです。
メイクをして大人っぽくなった我が子がミスをしないか、大きな声でできるか、心配ばかりですが、そういった気持ちも大切です。一生懸命練習してきたからこそ緊張するのです。歌でのソロがあったり、スポットライトを浴びセリフを言うシーンなどドキドキしながらもアドレナリンが出て堂々と楽しめてしまう輪が子に親として驚かされます。
挨拶や後片付けなど基本的なことも身に付けてもらえるし、年齢に合わせた配役、進めていくうちにセリフの変更やダンスの位置などが変わることもよくあることなので、臨機応変な対応が身に付きます。
常に神経を張り巡らすことに慣れるまでは意外にも時間がかかりません。
本番が近くなると数日間立て続けに練習があったりゲネプロ、リハーサルなどスタジオでの本番練習、マイク調整、照明の動きに合わせるなども必要になります。
多くの人数で数か月かけて作り上げていくので裏方さんに憧れる子もいたり、ミュージカルの先生になりたいと思うなど、様々な視点で子供も観察していることが伺えます。テレビやミュージカルの仕事の流れや背景も魅力的ですが実際、親でも説明できない知らない世界なので家族で素晴らしい経験が出来ます。
スポーツとはまた違った感性が磨かれ努力することも覚え、記憶する難しさから記憶する工夫をしたりするなど学ぶこと満載です。
女の子が多いですが男の子の役はどうしても必要ですし女の子が男の子役やることもありますが、男の子が入ると重宝がられ、ありがたがられます。ダンスの小技など子供にとって目からウロコです。
歌とセリフ、ダンス、演技のすべてが必要なので得意不得意が出てくることもありますがそれを克服することでまた一歩、大きく成長できるのですべてが無駄になりません。
本番はおじいちゃんおばあちゃん、同級生などにも見に来てもらえるので誇らしく思うことでしょう。是非、本格的なミュージカルレッスンで感性を磨き自信に満ちた幼少期を過ごさせてあげたいですね。
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2024/11/21 更新