子どものお稽古でママがまずやらせてあげたいと思うお稽古は何ですか? お稽古をやらせてあげようと思う動機はいろいろありますよね。 子ども本人がやりたいと言い出したから、ママが昔あこがれていたから、昔やっていてよかったと思うお稽古だから、などなどです。
字はきれいな方がいいから習字をやらせたい、バレエをやっている子がうらやましかったからバレエをやらせたい、などお稽古には親の希望が込められています。 自分ができなかったことは子どもにやらせてあげたいと思う親心ですね。
しかし自分がやっていないお稽古だと、本当にやらせてあげた方がいいのか?このお稽古でいいのか?と迷ってしまうことはありませんか? 学習系のお稽古は、方針や勉強法に同意できれば決めることができますね。
では芸術系のお稽古はどうでしょう? 音楽のお稽古をやらせてあげたいと思っても、音楽系のお稽古もたくさんあります。 ピアノ、バイオリン、お琴、歌、リトミック、どれが1番いいのでしょう? ダンスのお稽古をやらせてあげたいと思っても、ダンスのジャンルも多いので悩んでしまいます。
クラシックバレエ、ジャズダンス、タップ、ブレイクダンス、ヒップホップ、どれが子どもに合っているのでしょう? はたまた芸術系といえばお絵描き教室かしら?と、やらせたいと思っても、何がいいのかわからないのが現状ではないでしょうか。
それもそのはずです。 子ども自身がやりたいと言っても、小さい子どもの言葉は正直アテにはならないことも多いです。 では迷ってしまったときに、どのようなポイントでお稽古を選んだら良いのでしょうか?
音楽系で楽器を迷っているのであれば、ピアノをオススメします。 ピアノは全ての楽器の基本になります。 楽譜の読み書きができれば、他のどんな楽器の楽譜もよめますし、ギターのコードの理論もピアノが基本になっています。
ピアノを習ってやることはピアノを弾くことばかりではなく、耳を鍛えて絶対音感を養ったり、音符のリズムを学ぶことにより身体でリズム感をつけていきます。 もしピアノが嫌いで、将来的に他の楽器に移行したいと思っても、全ての知識が無駄にならないと言えるのです。
ダンスも同じ理由でクラシックバレエをオススメします。
ジャズダンスやその他のダンスを始めても、結局クラシックバレエを先生に勧められます。 本気になればなるほど、ダンスにはクラシックバレエの基礎・身体作りが必要なのです。 クラシックバレエから他のダンスに移行する場合も、今までやったことが無駄にならないのです。
美術系のお稽古をやらせたいと思って、お絵描き教室を検討する場合もあるでしょう。 そのお教室にどこまでを求めるか、という問題になりますが、お絵描き教室の中でも自由に絵を描かせる場合は、途中で「家で描いても同じでは?」とママが思ってしまうようですよ。
お絵描き教室でも基本的な知識を教えてくれるのか?自由に描いて感性を磨くという方針の所なのか?など 先に調べてみたほうがいいかもしれません。 全ての絵に共通する知識を教えてくれるところなら、いいかもしれませんね。
全ては基本が大切です。 勉強だけでなく芸術系のお稽古でも、基本があることを知っておいてくださいね。 基礎が身についていれば、興味がなくなった後でも他のことで役に立つかもしれません。
そもそもピアノやバレエは比較的メジャーなお稽古ですから、この一般的な傾向は理に適っているのかもしれませんね。
ピアノやバレエをやらせたからと言って、子どもの将来に期待しすぎてはいけません。 ピアノやバレエに何を期待しますか? 将来の仕事の役に立つでしょうか?
ピアノをやっていてよかったと思う職業は、ミュージシャンや音楽家でしょうか。 身近な職業では、幼稚園の先生やピアノの先生。 はたまた編曲家や、声楽科や歌手でも楽譜を読む機会があるでしょうからいいですね。
バレエをやっていてよかったと思う職業は、バレリーナやダンサー。 もちろん長く続ければバレエの先生にもなれます。 お絵描き教室では、さらに職業にはつながりにくい気がしますね。 画家やイラストレーター、またはネイリストでもセンスが生かせるかもしれません。
いろいろ選択肢は広がりそうな気がしますが、全て特殊なお仕事であることに間違いありません。 多くの子どもがピアノやバレエを習う中で、それを職業としている人はいったいどれくらいでしょうか。 あまりお稽古に期待しすぎないようにしましょうね。
ただし、無駄になるわけではありません。 お稽古によって脳が発達し、感性が磨かれるという効果もあります。 お稽古は子どもの成長のためのひとつの手段として、楽しみながら続けていきましょう。
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2024/11/25 更新