[芸術・音楽・ダンス]バレエ教室の先生の言葉がキツイ事に悩んでいるお母様へ

バレエ教室の先生の言葉がキツイ事に悩んでいるお母様へ

2015/03/06

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子どもが幼い頃からバレエのお稽古を始めると、小学校高学年になる頃にはそのお教室とのお付き合いも長いものになりますね。

お教室との付き合いが長くなるという事は、先生とお母さんのお付き合いもそれだけ長くなるということです。

お稽古を始めた頃は子どもの送り迎えでレッスンを見学していたというお母さんも、子どもが高学年になるとレッスンはしばらく見てないし、先生にもお会いしていないな、と少し疎遠になっているかもしれませんね。

まずは最近のレッスンの様子を詳しく子どもに聞いてみましょう。 気になるならば、たまにはお母さんがレッスンを見学されてもいいと思いますよ。

さてバレエ教室での先生の言葉がキツイという状況ですが、きっと昔からキツイ先生ではなかったはずです。

幼稚園の頃からバレエ教室にお世話になっていたとすれば、なおさら当時の先生は優しかったはずです。 幼稚園児と小学校高学年が同じレッスンでは、逆に困ってしまいますよね。 小学校高学年になれば、先生から求められている事も変わってきているということを忘れないでください。

幼稚園児はレッスンの時間をまず集中することが大切で、1番の目的はバレエを楽しんで好きになってもらうことです。

小学校高学年ともなるとトゥシューズを履くポワントクラスも視野に入れたレッスンが始まり、レッスンはさらに本格的になります。 ポワントクラスは誰でも受講することができません。 身体がきちんとできていないと足首を捻ってしまったり、間違った筋肉がついてバレリーナには不向きな身体付きになってしまうかもしれません。

そのためポワントクラスにあがるためには一定以上のバレエの技術が必要です。

不思議な事にレッスン歴が長ければ、それだけバレエがうまいというわけではありません。 たくさんレッスンに通っていても、ポワントクラスに進めない場合もあるということです。

するとどうでしょう? 先生は単純に「この子もポワントクラスに進ませてあげたい!」と思います。 なのでレッスンが以前に比べて厳しくなるという場合があるのです。

その子どもがポワントクラスに進めるために、ポワントクラスに進んでも怪我なくレッスンについていけるようにするために、厳しくしてくれているということです。

全ては、愛情の裏返しです。

先生が特別扱いをして、レベルが満たしていなくても進級させることも可能ですが、それでは周りの生徒も納得しませんし、周りの保護者の方の目もありますので、本人がレベルを満たして進級してくれることが1番望ましいのです。

中には「全員ポワントクラスに進級!」というお教室もありますが、厳しいお教室の方がオススメです。 先ほども記述した通り、技術が満たしていないと危険で怪我をする可能性もありますから、「全員進級!」というお教室は生徒を逃さないためにレベルは目をつぶっているのかな?と思ってしまうほどです。

しかし先生のレッスン中の言葉が厳しいと、子どもがショックを受けることもありますし、お母さんとしてはなんとかしてあげたいな!と思ってしまいますよね。

そもそもそのお教室を選んだ理由はなんでしょう?

幼稚園クラスがあるお教室はかなり本格的なバレエ教室と言えます。 有名な先生だから選んだのでしょうか? 家から近いから選んだのでしょうか? 3歳から受け入れてくれるから選んだのでしょうか? 生徒をコンクールで受賞させた実績があるからいいお教室だと思って選んだのでしょうか?

いろいろな理由があると思いますが、お教室の方針を考えてみてください。

先生はコンクールで入賞できるバレリーナを育成することを視野に入れていないでしょうか? 小学校高学年ならバレエの未来の進路を決めなくてはいけない時期です。

まだまだ子どもですが小学校高学年から目指すのはバレエの世界では普通です。 そこまで望んでいない、と思うのであれば、クラスを落とすかお教室を変えましょう。

先生も教えのプロです。 その生徒の年齢、望む将来に合わせてレッスンを組み立ててくれているのです。 方針が違うと思うのであれば、まずは素直に相談してみるといいでしょう。

本気でバレエを続けるのであれば、子どもだけでなくお母さんも指導される場合もあります。 バレリーナを目指すのであれば、食事や体重管理の指導をされたりもします。

まずはお子さんとバレエの将来について話合ってみてください。 楽しみながらバレエを続ける選択肢ももちろんあります。 話合った結果、先生を信じてコンクールを目指すのであれば、そのままレッスンを続けましょう。 先生を信じると一度決めたら、親子で強い意志を持って今まで以上に取り組んでいってくださいね!

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