まだまだ赤ちゃんだと思っていた我が子。でも来年3月には幼稚園に進級する我が子。
ほとんどの幼稚園では10月には願書が配布され11月1日に願書が受付られます。
公開保育や運動会、どんな保育をしているのか園の見学に足しげく通う保護者の方も多いのでははないでしょうか。
今日は失敗しない幼稚園選びについてお話ししたいと思います。
■保育室にほこりが溜っていないかチェックする
保育参観に行きました。もしこんな光景を目にしたらどうでしょう。
●トイレを借りたら天井の換気扇に埃がつらら状態、埃が肉眼ではっきりと見える。
●来客用スリッパが湿っていて臭い。
●段ボールが玄関に山積み、ごみ箱のごみもそのままになっていて捨てていない。
●昨年の園児募集の看板をいつまでも貼ってある。
●11月なのに10月のカレンダー、季節に合わない鏡餅の展示物。貼ってあるセロテープも黄ばんでいる。
もし、パンフレットやポスターの教育理念に“思いやりの心・優しい子を育てる“と立派なフレーズが書いてあっても先生がこれらに気が付かずほうっおいている環境ですと、そこで行われている保育も推して知るべしです。
創立したのが大昔、最近、園舎改装がされたかどうかは問題ではありません。園舎が古くても床がピカピカ、毎日、毎日、整理整頓、掃除をしているかどうかが観察するポイントです。
ブロークンウィンドウ現象(=壊れ窓理論)といって窓が壊れていたり、落書きをそのままにしていると治安が悪くなると言われています。誰かがごみを置いていたらそこがごみ溜めになるもも同じです。
ですから、子どもにとって毎日過ごす環境って大事です。こういう園で毎日過ごす子どもの心は荒れてきます。
もう一つのチェックポイント。園全体は綺麗に掃除していても保育室内の掃除は担任に任されています。担任の先生がだらしがないと保育室内は荒れてきます。ですから棚の上、窓のさん、ピアノの上にほこりが溜っていないかなど教室内もよく観察しましょう。
■親受けする条件に振り回されない
親受けする次のサービスがあります。確かに親にとっては便利、これらを揃えておけば園児獲得には苦労しない園側の戦略もあります。
●園バスがある
●給食完備
●保護者会など保護者の負担が少ない、役員を保護者から選ぶことなく 園側が全部やってくれる
毎日の送迎なし、お弁当の手間なし、PTAなどで拘束されることもなし。保護者にとってはとても魅力的なものです。
でも、裏返せば、
●園バスがあるから毎朝、直接、担任に家庭での様子を伝え、夕方園での子どもの様子を聞くことができない
●小学校に行けば毎日給食。幼児期なのにママの愛情弁当を食べることができるのは遠足や運動会くらい
●園と親と一緒になって子どもの行事を作っていく楽しみがない
ことです。親が楽できるかどうかだけの観点で園を選ぶことはやめましょうね。
■表面的なものに振り回されない
●制服が可愛い
●園庭が広い
●遊具が充実している
確かにこれらも大事と言えば大事ですが最優先の選ぶポイントにしてはなりません。
■大事なのは先生
大事なのは先生です。レストランで場所やサービスよりも味が大事なのと同じです。“教育は人なり”です。だから先生の質が重要です。
どんなに親にとって至れり尽くせりで便利なものが準備されていても、どんなに制服が可愛くても次のような先生がいる園は選ばないようにしましょう。
●先生が子どもに対して愛情深く接していない
●愛情はあっても良かれと思ってあれこれれ指示を出し過ぎる過保護過干渉先生で子どもの自立の芽を摘んでいる
●出来ない時だけ叱り、出来ていても褒めたり認めたりすることをしない
●出来る子どもと比較し、できない子どもを追い立てる
大事な我が子の3年間を親に代わって日中、世話をしてくれる幼稚園。そこで働く先生をママの賢い目でみて、入園先となる園を決めましょうね。
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2024/11/20 更新